『マルチェロ・マストロヤンニ 〜甘い追憶〜』
世界屈指の素敵オヤジ、マルチェロ・マストロヤンニの没後10年を記念して制作されたドキュメンタリーフィルム。劇場で見損ねたので、DVDをレンタルしました。
- 出版社/メーカー: アットエンタテインメント
- 発売日: 2008/10/03
- メディア: DVD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
二人の娘、バルバラとキアラが「在りし日の父の姿」を、フェリーニやヴィスコンティら巨匠が「役者としてのマストロヤンニ」を、クラウディア・カルディナーレ、ソフィア・ローレン、フィリップ・ノワレといった共演者たちが当時を振り返り(もしくは当時のインタビューフィルムの中で)「共演者としてのマストロヤンニ」を語る。
みんな本当にマルチェロが大好きだったんだな、と“じわじわじんわり…”と伝わってくる秀作。
特記すべきはカトリーヌ・ドヌーヴが出てこないトコ。彼女が出てきちゃったら、なんだか生々しくなっちゃって、こういう「ほんわり」した追悼フィルムにはならなかっただろうな。出なくて大正解。
「甘い追憶」という副題は言い得て妙。もうこの世にいない愛しい人を想いながら語る姿は感動的です。誰もがほんのり甘くて幸せになるフィルムでした。