『ゴンゾウ 〜伝説の刑事〜』 イッキミ
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2008/12/26
- メディア: DVD
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地味〜な顔だし、地味〜な演技するし、
華々しい作品や話題とも無縁だけど、
役を作りこまないタイプの俳優で
大スキなんだよねー。
筒井くんが出ている作品を見つけるとDVD借りて
見ちゃうという程度のゆる〜いファンではありますが
(実は、彼と張震の画面における存在感には
すごく近い空気を感じる)。
彼の役柄といえば
「のっぽで気弱、感受性が強いのに自己主張することなく、
周囲に流されまくって傷つきつつ、すべてを自分のなかに
収めてしまう」感じが多かったのに
(最近は『サザエさん』実写版でマスオさんだった・笑)、
『ゴンゾウ』では見たことのない筒井君が炸裂。
『ゴンゾウ』は放送当時、周囲のドラマ好きの間でも
すごく評価が高かったんですが、
ちょうどそのころ私は仕事が死ぬほど忙しくて
ドラマを見るどころの騒ぎではなかったこともあり
未チェックだったんですわ。
マヌケな私は筒井君が出ていることすら知らず
「ウッチーのドラマかー」
くらいの認識しかなかったんですよ…!
恨む!私は恨むよ当時の私自身を!
だってだってだって、超イヤミな
警視庁キャリアの筒井くんが超イイ…!
入庁当時「のび太」→現在「サイボーグ」って
図式もイイじゃないですか。
嫁さんに出て行かれちゃったのに
未練たらしくケッコン指輪してたり
(キャリアとしての世間体もあるし)、
かつて組んでいた先輩刑事に対する
憎さ余って愛しさ100倍な気持ちとか、
命令に従わない部下(ってゆーか先輩)と
取っ組み合いでケンカしちゃったり
のび太だった時代には年上の精神科医とつきあってて
「舌の入れ方はキミに教わった」ってくらいボクちゃんだったのに、
レーシックでめがねをかなぐり捨てサイボーグになったら
「ゴーインにされるの好きだっただろ」って
逆に迫ったりして…!ひー!
「こ、これが筒井くん…!?」
と驚きが隠せないシーンの連続でした。
新境地開けたね、筒井くん。
これ、筒井君の「演劇ライフ」のインタビュー。
珍しくヒゲで超セクシー。
http://interview.engekilife.com/88/
つい筒井くんばかり追ってしまったけれど、
すごく面白いドラマだった!
本当に、どうしてリアルタイムで見なかったんだ私。
作品についてはもういろんなところで語られてるから
特に言うことないけど、
内野聖陽のエキセントリックさはホントにすごいね。
NHKの時代劇『蝉しぐれ』では、かつての幼馴染で
今は殿様の側室となった女性を命がけで守る
寡黙な武士役だったですよ。
私はそのドラマで彼を知ったので
そういう俳優なのかなと思ったけれど、
今となっては、あれが彼にとっては
非常に珍しい役だったんだと思う。
リアルタイムでは見られなかったけど、
イッキミできたのはある意味幸せ。