Laduree vs. キムラヤのパン

会社のK君と銀座に行ってまいりました。お茶する前に「H&M行こうぜ」という話になり、行ってみたよ。

…無理!!!新橋まで続いてるんじゃないのか、あの列。4時間待ちと聞いてドン引きした私とK君。おとなしくお茶することにしました。

H&M近くのZARAも超混んでおり、「H&Mに入れなかった挫折組が収まりきらない物欲をもてあましてZARAで発散している」といった感じがありありと伝わってくる、殺気に満ちたフロアでした。

三越まで歩く道々、我々はH&Mに入れなかった悔しさから「H&Mなんかさぁ、日本で言えばユニクロのくせに、4時間待ちなんてナマイキだよね!」「そーだそーだ!」という会話をいたしましたが、単なる負け惜しみです。

さて、昨日のメインイベントは「ラデュレでお茶」。K君は「男子ひとりじゃ行けない」という理由で、私と一緒に行くことにしたのです。サロン・ド・テは60分待ちとの札が。でも「わりとすぐに入れるみたいよ?」という情報を聞いていたのでさくっと並びました。非日常的な雰囲気を味わうために、現実味あふれる三越の薄暗い非常階段のよーなところに並ばされる客たち(私たちを含む)…。この不毛さをグッとこらえ、KくんのiPodで『あらびき団』を見ながら待っていたら、15分〜20分くらいで入れました。

サロンはパリをこよなく愛すると思われるヴァンサンカンなお姉さまがたに占拠されており、K君は店内唯一の男子客として「肩身が狭い」とぼやいておりました。

私たちはマカロンを1つずつ、ケーキとお茶を注文。福山雅治を意識してるんじゃないかと思われるギャルソンが、ホールマークっぽい銀の食器を運んできました。アテクシの注文したスミレのお茶、むっちゃおいしかったです。しかし、マリアージュに慣らされた身では「少ない…」と思わずにはいられませんでした。

カロン、私はヴァニーユを注文。ひと口、さっくりと。おおおおおメルヘン。お口の中がメルヘンの嵐!むしろメルヒェン!天にも昇る心地で、今度はイスパハンをば。バラの花びらをあしらったマカロンのケーキです(2番目の写真)。中にはライチも入っており、見た目も味も、鼻から抜けていく香りも美しかったです。

 

さてさて。いまいち勇気が出なくてアフタヌーンティーのセット(7500円)をオーダーできなかった私たち。周囲を見ると、それを注文してる人が多く、なんだか羨ましくなってしまい、「次回は絶対にあれ注文しようね!」と固く誓いあったのでした。

なんだかんだで2時間くらい居座ってしまいました。とても居心地のいいサロンでしたよ。すべてがおパリっぽい(行ったことないけど)。

しかしながら、いくら「ここはパリよ。パリなんだわ」って自分をごまかそうとしても、窓の外には「キムラヤのパン」って看板が。

カロンのおまかせ詰め合わせ(6個入り)をそれぞれ購入し、サロンを出ると、すんごい人ごみ…。一気に現実に引き戻されました。

あー、楽しかったぁ。美味しかったぁ♪また行くわぁ、絶対。