「身毒丸」

土曜日。さいたま芸術劇場まで「身毒丸」を見に行った。ヤボオ師匠と劇場に併設されている「ビストロやま」でお食事。もちろん「身毒丸プレート」をオーダー。うんめー★パンうんめー★たまねぎ入りのふかふかの焼きたてパン、イカスミ入りのほかほか焼きたてパン。これだけでお腹いっぱい!といいたいほど美味でした。でもロールキャベツがこれまたおいしいのなんのって。もぐもぐ。あんまりお腹がすいていたのですぐに食べに入ってしまい、写真を撮らなかったことが大変悔やまれます。そしてヤボオ師匠、この度もごちそうさまでした。ウフ♪

身毒丸」は白石加代子さん&藤原竜也君の二人が織りなすあぶないあやうい義母と義理の息子の物語。90分という短いスパンのアングラ演劇ですが、こゆい。寺山修二の演劇を見たのは実はこれが初めてだったので、独特の世界観におどろきつつ、前日の宴会&おいしいランチ&すんごい暗い舞台のせいでさんぶんのいち…いや、はんぶんくらい寝てたかもしれない…。せっかくカワイイ竜也君がたくさんたくさん見られるというのにアタシのバカバカバカ!でもがんばって起きていた場面では舞台の上の二人のこゆい世界感にどっぷり浸ることができました。特に加代子さんがわら人形を持って「ゴロスーーーー!!」と木に向かうシーンはマジ恐ろしく、また、竜也君が義理の弟を背後から羽交い締めにしてチュウをする場面では「ああ、あの小さな男の子の将来が不安!!」と心配になるほど羨ましい…じゃない、妖艶でした。たとえ300人斬りだろうと1000人斬りだろうといいのよ。竜也君はそのままでいいのよ!その小悪魔っぷりをいつまでも眺めさせてくれるなら。

白石加代子さんは「天保12年のシェイクスピア」でも素晴らしかったですが、ほんとにスゴイ存在感のある役者ですね。声がいい。一般的に美しい部類に入る人ではないのに(おっと失礼!)舞台に立つと、ものすごい妖艶な美人に見えてしまうのが不思議ですね。北島マヤ!?むしろ月影先生!?紅天女はぜひ白石加代子さんにて上演していただくことを希望します。

ヤボオ師匠、今度「ガラスの仮面」全巻を通読する会をやりませう。