尼寺へ行け!

うまし。

今年の仕事終わったーっっ!!レッツゴー9連休!

月曜日から昨日まで腹具合が猛烈に悪く、あまりの腹の痛さに寒気と頭痛がするほどでしたが、ギリギリで持ち直しました。サンキュー医者。今日はもうダイジョブ。

本日は濃い1日でした。劇団四季で1日過ごしてしまったのでした。『ハムレット』のマチネ、『ウエストサイド物語』のソワレを見てきました。そお。本日は6時間舞台を見ていた計算になります。

本当は『ハムレット』だけ見る予定だったのが、昨日になってから「隣の劇場で『ウエストサイド物語』やってるから(ついでに)見ましょうかねー?」ということになり、劇団四季に関しては百戦錬磨のヤボオ師匠(見学商売)がチケットを取ってくださったのでした。

ハムレット』は田邊真也君がタイトルロールということで、本日は花束持参。なんかねー。すごくかっこよかったです。ちょっとかっこよすぎです(笑)。「生か死か」と「尼寺へ行け!」のくだりは、私が今まで見たことのない解釈で演じられていて興味深かったです。私がこれまでに見たハムレット君はたいてい身をよじったり、地に膝をついたり、剣を胸に抱きしめたりしながら「生か死か!」という具合の演技をしていた(いわゆるオーバーアクション)のですが、真也君はアッサリとため息混じりにそれを言ってのけたのです。それが妙に自然で「ああ、このハムレットはいいな」って思いました。

あとはホレイショー(味方隆司さん)が際立って良かったです。後で聞いたのですが、四季のストレートプレイには欠かせない役者さんなのだそうですね。あまり演じている感がないところが私的にグッと来たのでしょう。

救われないラストシーン、気高く生をまっとうしたハムレットの葬送の列には背筋がちょっとゾクゾクしました。真也君も来年は36歳。体が自由に動くうちにもっともっとたくさんダンスができる役を1日も長くやってほしいなと思います。今度は何に出るのかな?これからも楽しみです。

ハムレット
http://www.shiki.gr.jp/applause/hamlet/index.html


で、『ウエストサイド物語』。王道ですな〜〜〜!すごく安心して見ることができました。曲も知ってるものばかりだし、筋書きもわかってるし、あとは役者がどれだけ素晴らしいダンスを見せてくれるか歌声を聞かせてくれるかといったところに注目するのみ。

映画版で最も好きなシーンは、プエルトリカンの女性たちが踊る「アメリカ」のところです。で、今日の舞台でもやっぱり一番良かったなって思ったのはそこでした。アニタがね〜豊満でいいんですよね〜。踊りも迫力があるし。

アニタは一番好きな登場人物です。でも一番かわいそうな役どころなんですよねー。恋人を殺した男は恋人の妹の彼氏。愛した男の妹可愛さに、その願いを聞き入れて、本当は殺したいくらい憎い男ををかばうために体をはって敵地に乗り込み、逆に複数の男に暴行されてしまうんですよね(涙)ひどすぎ!あのシーンは演技とわかっていても見るに耐えない。今日のアニタ(団こと葉さん)はそこんとこすごく悲哀たっぷりに演じていて良かったなあ…。ダンスもかっこいかったです。

登場人物がそれぞれ全然ちがう旋律の曲を歌い上げていくと、いつの間にかそれらが1つの音楽となって盛り上がっていくのはミュージカル音楽の醍醐味ですよね。この作品はクラッシックなので、そういう基本中の基本的なところも楽しめて嬉しかったです。

ところで、見れば見るほどこの作品はマイケル・ジャクソンの『Beat It』ですよね〜。マイケルってば、どんだけ『ウエストサイド物語』が好きなんだ(笑)フェンス越えのところはジャネット・ジャクソンの『When I Think of You』ですな。この兄妹って…。

■ウエストサイド物語
http://www.shiki.gr.jp/applause/wss/index.html

1日中劇場で過ごせて幸せ。舞台終了後は師匠といろいろ語りつつ超おいしい小籠包をいただきました。楽しかったー♪おいしかったー♪またこういう1日を過ごしてみたいです。正月休み第一日目は有意義にスタートしました。

明日は自宅で鍋の会です。ウフ。ああ、まずは早起きして掃除をしなくちゃ。ううぅ。