劇団四季に物申す!

キャッツ観劇後の興奮も冷めやらぬ先日のこと。「来週のキャストは〜誰かな〜?」なんて思ってウェブサイトを見たところ、キャストボックスが見つかりません。もしかしてMacで見てるから?もしかして四季の会に入ってないから?だからキャストボックスが見られないの?と思っていたら、なんと、廃止になったというではありませんか。しかも突然。すわ、一大事!と思い、『見学商売』のヤボオ師匠に連絡。事の顛末はヤボオ師匠のブログに詳しく書かれているので、こちらをご覧ください。

劇団四季がキャストボックスを廃止した理由も、ヤボオ師匠が詳しく説明してくださっているのでこちらをご覧あれ。

見たい俳優がいて、その人を見たいから舞台を見に行くというのはごく当たり前のことだと思うんですけど…。キャストボックスなき後の四季の舞台は、まるで食玩のようですね。開けてみるまで中身が見えない。いざ箱を開けてみて、中身が本当に欲しいものじゃなかったら、ガッカリしますよね…。同じお金を払うなら、納得がいくものを手に入れたいと思うのは消費者として当たり前のことじゃないですか?例えば、私は唐沢寿明が見たいから、藤原竜也が見たいから、筧利夫が見たいから、彼らの出ている舞台作品のチケットを取りますよ。タイトルだけわかっていても、誰が出るのか当日までわからないような舞台なんか見に行きません。

それにね!本場ブロードウェイのミュージカルだって似たようなもんですよ。アラン・カミングが『キャバレー』に出てたときのこと、私も当然彼の出てる回を見たかったんだけど全て売り切れ。彼の出てない回は席が余って安売りしてました。スポーツだって同じです!去年、新庄が引退すると発表したとたん、日ハム戦のチケットが連日売り切れたではないですか。「新庄が出るからチケットを買った」んです。登場する人物がチケットの売れ行きを左右するのはどこにでもあるっていうことです。

お客様を相手に商売をしている以上、お客様には選ぶ権利があるということを忘れてはイカンですね。お客様には金を払って受けるサービスに対して相応の満足を得るという権利もあります。そこんところを全く無視しているのが今回の劇団四季のコメント。そりゃーみんな怒るに決まっているだろう。

さらに「四季の舞台に出演できるのは、作品の求める水準をクリアした、レベルの高い俳優だけです。どうか安心して劇場にお越しくださいますようお願い申し上げます」という箇所を読んだときは、あまりの情けなさに脱力してしまいました。レベルの高い俳優だけが出演できるって、当たり前のことじゃん?わざわざこんなコメントを出すってことは、自らのレベルの低さを暗に認め、それに対するエクスキューズを出してるようなものです。

先日『ウィキッド』と『キャッツ』を立て続けに見て、「これから四季の舞台いっぱい見たいなあ」と思っていた矢先にこんな事が起こり、出鼻をくじかれた感が否めません。熱心な四季ファンではない私がこれほどガッカリ思うのだから、熱心なファンはさぞ裏切られたという気持ちを募らせていることでしょう。

というわけで、本日はヤボオ師匠の檄に応えてみました。