ごむ〜ごむ〜♪ついに『CATS』を見た。

劇団四季の『CATS』見てきましたー♪日本で見たのは初めてでございます。ヤボオ師匠ありがとうございました&私だけスミマセンでしたm(__)m

なんで急に『CATS』を見たいと言い出したかというと、田邊真也君が出てるから。しかもラム・タム・タガー役で。舞台の上の彼を見るのは初めてです。どきどきどきどき。

私、大学で演劇のクラスをとったとき、『CATS』で論文を書いたことがあるんですよ。もしこの作品がなかったら、一生ミュージカルの世界に目を向けることなんかなかったと思います。それくらい私にとっては重要な位置を占めている作品なんですね。そんなこんなで大好きな作品なので、舞台を見ながら歌いださないようにするのが大変でした(笑)

最近、年くったせいか涙もろくなってしまい、オーバーチュアから既にウルウルしてしまいました。なんでだろ。全然ウルウルするとこじゃないのに!

さてさて…。私のいっちばん好きなネコは(キャストに関係なく)ミスター・ミストフェリーズ。メイクも柄もオッサレーでスマートなかっちょいいマジシャンネコですわ〜♪最初から最後まで踊りっぱなしで大変な役だと思うです。本日のキャストは杜彦莫さんでした。クルクルと小気味良いダンスをする方ですねー。

で、肝心のラム・タム・タガー。こ、腰つきがエチーで正視できませんでした(笑)『CATS』を日本語で見たのは初めてだったので、なんで「ごむ〜、ごむ〜」って歌ってるのかわかんなかったんですよ。よーっく耳を傾けていたら「ご無用」だということがわかりました。そうか、ご無用だから「ごむ〜ごむ〜」なのか。

その「ごむ〜ごむ〜」のところで周りの女の子がタガーを囲んで「キィヤァアアアー!」って黄色い声を張り上げるとこね。このシーン、大好き(笑)女の子たちの顔がみんな「イヤァァン♪」って感じで可愛いの。今日はかなりひっぱってる感がありましたが、四季版はいつもこうなのかなぁ。ところでタガーに拉致られた女の子、躊躇するどころか「やるき満々」って感じだったので、もしかして真也君のファンなのかなあと思ったりして。もしそうなら嬉しかっただろうなー。フフ♪

ラム・タム・タガーといえば、あのジャラジャラの80年代炸裂の衣装としっぽグルングルン。かつてブロードウェイで見たタガーはいずれも超胸板が厚くて暑苦しい感じでした。こんなに爽やかなタガーを見たのは初めてです。でもしっぽグルングルンは同じでした。ブロードウェイ版より多く回してたかもしれません。

かなりの贔屓目で見ていることを十二分にさっぴいても真也君の輝きは他のキャストを寄せ付けないくらいの凄さがありました。背景にお星様をしょってる感じ。まぶしいっ!と思いつつ、目が離せないんですよ、ほんとに。あー…。かっこいかった。見られて良かった。

私、もう一匹好きなネコがいるんですよ、表情が豊かな鉄道ニャンコのスキンブルシャンクス。今日のキャストは岸佳宏さん。あの機関車のシーンはいつ見てもスゴイですね。そういえば、舞台美術のすごさというものを初めて知ったのも『CATS』だったことを思い出しました。

あー、まだ好きなネコがいるな〜。バストファー・ジョーンズの足、最っ高に好きだ。あの白いスパッツが!あの靴が!あの体型にそぐわない小っさい足が!キュートでたまらん!

いかん。止まらなくなるからこの辺でやめとこ…。総じて「ものすごく楽しかった」です。金銭的に許されるなら毎週通って見たいくらい。キャストが変わると、微妙に雰囲気も変わるんでしょうね。別キャストでも見てみたい気がします。

帰り道、渋谷に寄り道して『CATS』のサントラ(US版)を購入。歌はやっぱりどうしても英語の方が好き。で、舞台の楽しさをひきずって浮かれながら寄り道していたら、ヤフオクで狙っていた超素敵な名古屋帯を落としそこねてしまいました。あんなに素敵な帯なのに、3000円で落札できたのに!ぬおぁー!ぐやじー!

でも、まぁ、いいか。今日は『CATS』が見られただけで満足です。ところで「グロールタイガー」のメロディーを耳にするたびに「あ、ハノン」って思うのは私だけですか?