まぎらわしい「みすみけんじ」さん

勉強のために昔のACC話題賞のアーカイブを見ていたところ、1986年の講談社ミステリー文庫のCMの制作者リストの中に「撮影:三隅研二」という名前を発見して、「えっ、三隅研次って、コマーシャルの撮影やってたの!?」と思ってしまいました。でも全くの別人。まず字が違う。監督は「研次」。おまけに1975年に亡くなられているので、86年にCMの撮影をされているわけがない。一瞬とはいえびっくりしてしまいました。ほんと、紛らわしいなあ。

映像業界も案外狭い世界みたいなので、CMの撮影をした三隅研二さんは仕事の関係で自己紹介をするたびに「えっ!?」って驚かれているのではないだろうかと、余計な心配をしてしまった私。超大御所と同じ名前だと、ヘボい仕事はできないだろうな〜。大変だろうな〜。

ちなみに「三隅研二」さん撮影のCMは、SAS桑田佳祐氏が女性用のパンツを口にくわえ、床に倒れて死んでいるパターン、スーツケースの中で死んでいるパターン、女性用ガウンを着たまま倒れ、口に果物をいっぱい詰めこんだまま死んでいるパターン、階段から落ちて死んだらしきパターンの4つで構成されているCMでした。