顔面絆創膏状態と、このごろの神楽坂事情

5年くらい前から大きくなり続けている顔面のほくろを2つ、切除してもらいました。麻酔が痛かったです…。顔面にぐさーっと刺されました。おおイタタタタ…。

手術自体は痛くなかったんですが、何しろ意識があるものですから、何をされているのかよーくわかるんですよ。あ、切ってる…とか、縫ってる…とか、わかるんですよねぇ。それがイヤだったわぁ。手術が終わった後、看護婦さんが「これ、取ったものです」って見せてくれたのですが、オエー!気持ち悪!見なきゃ良かった。一応組織検査に出して悪いものでないか調べてくれるそうです。親切だ。月曜日までは顔面2箇所に絆創膏をくっつけたままでいなければならないので、外出は控えようかと。

家に引きこもる前に、買い物だけは済ませておこうと思って坂上までテクテク歩いていく途中、やっぱり神楽坂に観光客が増えたことを痛感する出来事が。亀井堂のパンが売り切れてた。いつもワンサとあるクリームパンがない。それどころか店まるごと商品がナイ!!何がどうなっているんだ…。呆然としていたら「昨日、テレビに出ちゃって…今日はもう予約分だけしかないの、ごめんなさい」って言われました。ガーン…。坂下だけじゃなくて坂上まで観光客が押し寄せているのか。

拝啓、父上様』というドラマがスタートして以来、週末の神楽坂がとても賑わっているのです。不動産屋にも人だかりがスゴイです。私が今のマンションに入居する際に世話をしてくれた不動産屋さんにもたくさんの女性が入っているのが見えました。すごいなあ、ドラマ効果って。

チーズを買いに行けばめちゃくちゃ混んでいて15分も待ったり、ムギマル2に行けば列が出来てたり、神社の前を通ればありえない人ごみができていたり。神楽坂、大ブレイク中のようすです。神楽坂の商工会は全面的にこのドラマに協力しているのですが、いつもはシャンソンの流れている神楽坂(坂上)には今、ドラマの主題歌が流れっぱなしです。そこまでするか、商工会…。

夕方、家にひきこもっていたところ、予期せぬ来客あり。「今度このマンションのオーナーになるのでご挨拶を」と、新しいオーナーがご挨拶に見えました。でも、そんな話、ひとっことも聞いてないケド…?というわけで「あのぅ、管理会社から何も聞いてないんですけど」と言うと「えっ、そうなんですか?」だって。まあ、あのずさんな管理会社のことだから、連絡してこないっていうのはあり得るなと思って、話を聞くことに。ドアをあけてびっくり。相手は大所帯だった。顔面絆創膏なのに…。新しいオーナー、新しい管理会社の担当者、外壁工事の担当者ともうひとり。計4人でのお出まし。

話を聞くと、月末でオーナーが神楽坂の商工会の人になるとのこと。管理会社も変わる。マンションの名称も変わる。マンションの外壁工事&掃除を2月にひと月かけてやるのだそう。ご挨拶のしるしに、といろいろ粗品をいただいたけど、「同意書に捺印してください」と言われたので、それは拒否。だって、今の管理会社から何も聞いてないのに、いきなり玄関先に現れた人を信用しちゃっていいのかどうか。ちゃんと説明を聞いてから郵送するということでお引取りいただいた。

今の管理会社はあまりにアホすぎてお話にならないので(8月の日記をご覧あれ)、最後まで連絡してこなくても驚きはしないけど、本当に失礼きわまりない。ホントにスゴイよ、あんたたち!告訴してやりたいくらいずさんだよ!というわけで、管理会社ごと変わってくれるのはとっても嬉しい。今度の管理会社は超大手不動産会社なのでとりあえず安心かな?いろいろ言えば直してくれるみたいだから、この機会にいろいろ頼んじゃおうーっと!ラララン♪

ところで、私が神楽坂に引っ越してきたのは去年の8月。ようやく5ヶ月が経ったところなのですが、これが2回目のオーナー変更&マンション名称の変更です。今度の名称は、私が引っ越してきてから3つ目。いろんなところに名称変更のお知らせ出すのめんどくさいからしない…。

ところで、新しいオーナーとの世間話でチラッと聞いたのですが、今、ドラマの効果で神楽坂の物件が飛ぶようにハケているんだそうです。空いたそばからどんどん人が入ってくるとか…。観光客だけじゃなく、人もどんどん越してくるなんて…。終電が終わっても会社から歩いて帰れるっていう理由で神楽坂に引っ越してきた私には、信じがたい現象です。すごいなぁ、ドラマ効果って。最近、ようやく神楽坂の生活にも慣れてきたけど、まだまだ私はよそ者だなあと、『拝啓、父上様』を見ていると思い知らされます。