おしょうがつー

あけちゃいましたねー。って、もう4日も前の話ですが。年末年始は、実家にて猫三昧してきました。あー、愛しい。我が家の猫。最高。

昨日は初売り（代官山＆渋谷）＆初詣に1日を費やし、今日は正月休みの最終日。午前中はボケーっと過ごし、午後は秋葉原に体脂肪計付きの体重計を物色しに秋葉原へ。で、帰宅してから年賀状を書きました。デヘ♪

★年末年始に見たDVD
ラブ・アクチュアリー
日の名残り
恋に落ちたシェイクスピア
オリエント急行殺人事件

『オリエント急行殺人事件』が一番おもしろかったなあ。昔見た記憶があるんだけど、友達としゃべりながらビデオを見ていたので、あんまり中身を覚えていないのでした。それでDVDをレンタルしてみたのです。特典のメイキング映像が大変興味深かったです。シドニー・ルメット監督がしゃべりっぱなしで（笑）映画は裏方事情がおもしろいと作品自体もおもしろいような気がします。

イングリッド・バーグマンの、どんくさい乳母役の演技が良かった。オリエントエクスプレスに乗り込む場面、「お守りがないわ！」とバッグの中身をボトボト落としながらうろたえる場面。化粧っ気がないのに、隠し切れない「品格」と「美」があるんだよなあ、バーグマンには。メイキングでシドニー・ルメットが言っていましたが、バーグマンには当初ドラゴミロフ公爵夫人役をオファーしたのに「乳母役がやりたい」と逆オファーされてしまったのだそうです。さすが。おいしい役どころをかっさらっていったわけですね。信仰心が篤すぎて思考回路がぶっとんでる美人のオバハン。それがミス・オルソン。数あるバーグマンの映画の中でも、この作品の彼女、かなり好きです。あっ、今知ったけど、これでバーグマンはオスカーを獲得したんですね！納得〜！！

アルバート・フィニーの変身っぷりもすごい。『アニー』のときもそうだったけど、いつ見ても年齢不詳の怪優。いったい今いくつなのか。当時の彼は30歳そこそこだったそうですが、にわかには信じがたいです。メイキングの中に、寝ながらメイクをしてもらっているフィニーの姿が出てきますが、舞台とのかけもちで撮影していたので、フィニーを寝かせたままメイクをし、目が覚めたら即撮影だったみたいです。うわー、タフ…。フィニー以外にも、数人のキャストが舞台と映画の撮影をかけもちしていたとか。みんなすごいなあ。

ヴァネッサ・レッドグレーブの最後の登場シーン、さりげないウィンクが素敵。あの切れ長の目であんなことされたら失神しそう。今はいい具合に年を重ねて、素敵なおばあさま役が似合う年になりましたね。ローレン・バコールは老いてなおセクシー。シワシワでもセクシー。思うに、あのキラキラ＆イキイキしている目がローレン・バコールの美しさに大きく貢献しているのでしょうね。笑えるのがマイケル・ヨーク。今ではすっかり『オースティン・パワース』シリーズのマヌケな上司がお似合いですが、昔はこんなにうさんくさい美男子役もやっていたんですねえー。アンソニー・パーキンスの、「ゲイじゃないのに超ゲイっぽい」ファッションや身のこなしも光ってました。

で。次におもしろかったのは『ラブ・アクチュアリー』。作品自体はそれほど面白くないのですが、おもしろさの決め手はコリン・ファース。

どこまでも仏頂面のくせに、なぜとことんまでロマンチックなのか！

私生活でも映画の中でも、コリンは結構エキゾチックな女性がお好きなようで。本作品では、言葉の通じない外国人の女性に想いを伝えるために外国語を習っていました。ランゲージスクールでの勉強っぷりがいじらしい。ついに彼女に会いにいく場面も良かった。せっかくタクシーをつかまえたのに、そこは悲しき英国紳士、後列の女性に譲ってしまう。にっこり笑って「どうぞ」って言ったにも関わらず、そのタクシーが出て行ったあと、文字通りじだんだを踏んで悔しがる場面はお茶目でかわいかった。さすがコリン・ファースだ、我々ファンのツボを心得ている。

『ブリジット・ジョーンズの日記』では、親友と浮気した前妻が日本人、『ラブ・アクチュアリー』では想い人がポルトガル人でしたね。あ、スカーレット・ヨハンソンと共演した『真珠の耳飾りの少女』もなんかエキゾチックな女の子だったっけ。実生活で長年の恋人だったメグ・ティリーは中国人とアメリカ人のハーフだったし、今の奥さんはイタリア人。うん、コリンは公私共にエキゾチックな女性が好きに違いないと確信しました（笑）

あ〜〜〜〜休みも今日でおしまいだ！！明日から会社か…。さっそく残業確定だなー。お肌に悪いじゃないの！実は私、10年ぶりくらいにデカい吹き出物を５つも顔に作ってしまい、超ブルーなのです。早く治したいです。皮膚科に行きたいのに正月休みで開いてねー。チッ。とりあえず明日１日会社に行ったら、三連休でゆったりまったりしたいです。新年早々ダメ人間決定。

まー、こんな私ですが、今年もよろしくおつきあいくださいませ。