いざ鎌倉。

ねずみどしうまれだし。

横須賀の友人と、鎌倉に行ってきました。今回、私にはミッションが2つありまして。

1・光泉のいなりずしを買う。
2・黒い器、もしくは背の高い汁椀を買う。

1の方は、10時ぴったりに北鎌倉に到着して、お店に一番乗りでゲット。夜ごはんのお楽しみに大切に持ち歩き。

問題は2。黒い器って、どんなに簡単な料理でも(もしくはあまり見栄えのしない料理でも)料理がとってもおいしそうに見えるじゃないですか。考えてみたら、我が家には和食器がないんですよねぃー。無印のゴハン茶碗と汁椀。うわー味気ないっていうか、見るたびに捨てたいんだけど、ないと困るので置いてる状態。というわけで、鎌倉に移動してからは古美術屋さんとか器屋さんとかちょろちょろ覗いて回ったんだけど、なかなか好みの器がない。

あーあ…もうダメかってあきらめていたところで、アンティークの器を扱うお店に出会いました。ここでは印判を使った意匠の、明治〜大正の器が大量に売られていました。そこで私、なぜか「波間に鯛」という意匠のお皿が気に入って、2枚買ってしまいました。大量生産の印判ですから、出来にも良し悪しがあって、私が購入したのは、1つは色が不完全、1つは鯛の顔がプリントできていないというダメ皿。ああ、全然ダメじゃないですか…。でも、なぜか気に入ったんですよね…。このやる気のなさと不完全さ。でもいいの…そのダメさ加減にラブ!

あともうひとつは、手描きで「ねずみと大根」の絵がつけられた盛皿。ニュウはあるし、傷はあるし、柚の厚さにムラはあるし…でもね。かわいいのね、ねずみが。店の人いわく、「江戸期の器ですよー」だって。あたし骨董品のコレクターじゃないんで、そういう時代にはこだわらないんだけど、(つかわかんないし!)気に入ったので買いました。本当に江戸期のものなのかどうかはまったくもって眉唾もんですが、構いません。かわいいから。普段のアタシなら絶対に選ばない類の器なのに、なぜ!きっと、あのネズ公のつぶらな瞳のせいね!にくいやつ!でもカワイイの。

友人に連れられて、ステキな和風喫茶にも行ったし、新しくいろいろお店ができつつある通りにも行ってみたし。さんざん歩いてさんざんしゃべって、楽しい1日でした。光泉のおいなりさんは、期待以上においしくて、また食べたいと思いました。すぐ売り切れちゃうので、早く鎌倉に着かないとダメなんだけどね。あの折り詰めパッケージも「いなりハンター・ぽぽん」の心を激しくそそりました。サザエさんで、波平が千鳥足で折り詰めを持って帰ってくるシーンなんかに出てきそうなやつね。

とっても楽しい1日だったんですが、ひとつだけ気がかりなのは、今現在熱っぽいこと…。明日から仕事だっつの!!