12人の優しい日本人

終業ベルと同時にオフィスを飛び出てぼよよよーん。姉と待ち合わせて、『12人の優しい日本人』を観にいってきましたー♪奇跡的に取れたチケットが、これまた案外いい席で、大満足。ネタバレになるので、以下隠します。


舞台に並んだ12の椅子。でも1個、異様にちっちゃい。ああ、ここであーんな議論やこーんな議論をするのね!

まだ始まらないのかなあと思っていたら、急に浅野和之(1号)が出てきたのでびっくり。幕のない舞台って、いつも突然始まりますね。

あらすじは映画と同じ。配役がガラっと替わっているので、陪審員それぞれの雰囲気と、話しのディテールが若干違うけど、ほぼ同じ。

アタシ、対象が自分ではなくても、周囲で怒鳴っていられたりするのがすごい苦手なので、生瀬勝久(2号)がキレるたびに「びくうっ!!」としてました。こわいよ!(泣)

一番おもしろかったギャグは「そこの彫りの深い人!」って言われて、温水洋一が「え?俺のこと」って(笑)「アンタじゃないよ!!」って満場一致で怒られてるのが最高に面白かった。あと、温水さんのギャグで、メモ帳にタレ目を描いておでこに貼り付け、さらにちぎった紙を舌にくっつけてレロレロレーってやってたトコ。ああ、もう、おちゃめさんだぁー♪ちなみに堀部圭亮(6号)のメモ帳ギャグ、ダヨーンのおじさんは、今回鈴木宗男でした。ここはちょっとギャグがぬるいと感じました。6号は、なにげに

最初、ちと演技がうざったいと思っていた堀内敬子(10号)は、話が進むにつれてものすごく良くなってきて、驚きました。がんばったね、おくさん!やっぱり琴欧州ですよね!

筒井道隆くん(4号)は、なにげに熱い男でした。なんかな〜大好きなんだな〜、彼の雰囲気がとっても。おくさんと一緒にがんばった!「さっき言ったことは本当ですか?」って小日向文世さん(9号)に聞かれて「ええ、去年長男が生まれました」って、ボケー!そうじゃないよ、ピザの話だよ!大爆笑。こういうボケが自然にかませるのも、筒井くんならではだったんじゃ。

小日向さんは肩パットすごくて、ビジュアルだけでお腹いっぱいでした。いつも陽気で人のいい感じの役が多いですが、ひさびさにイヤーな小インテリみたいな感じで良かったです。「まさか小日向さんって実はこんな人なんじゃないの?」って思ってしまうほどでした。

で、舞台出演は初めてという江口洋介(12号)。うちの姪っ子(4歳)のアイドル「ちんどうせんてえ」です。映画ではトヨエツだった役どころ。ちょっとおとなしかったなあ。もうちょっと12号のあまのじゃくさがあっても良かった。最初はあんまし興味がないのに、だんだんみんなの話を聞いてくうちにノリノリになっちゃって、最後は議論を収束させていく重要な役割。体は大きいのに、インパクトとしてはそれほど強くなかったな。でもホンモノの江口洋介は、すごくかっこいかったです。

鈴木砂羽(8号)も、ちとうざったい役どころでしたが、やっぱ「むーざい」で決まりです。これ、何回聞いても可笑しい。スタイルがものすごく良くて、目の保養になりました。

他の山寺宏一(12号)、伊藤正之(3号)、石田ゆり子(5号)については、それぞれ面白かったんだけど、もうちょっと活躍できる場面があると良かったなあ。

既にあらすじもネタも全てわかっている舞台なのに、おもしろかった。配役それぞれの持ち味も十分に生かされていたし!やっぱり三谷幸喜すごいと思う。






明日は明日で、『東京ゾンビ』の舞台挨拶を観にいくのだった。だってだって浅野ちんと哀川翔の舞台挨拶なんだもん!アフロのヅラとハゲのヅラだよ?しかも翔がハゲのヅラなんらよ?舞台挨拶ではそんなもん着けてないと思うけど、楽しみだあ♪♪舞台挨拶の整理券、みんなが会議してる時間に会社を抜けて映画館までひとっ走りしてきた。こういう時、渋谷で働いているメリットをひしひしと感じる。前売り買ったら、ハゲのミツオorアフロのフジオのキーチェーンを差し上げますと言われました。迷ったんですが、ミツオにしました…。

週末はゆっくりしよう!と決意していたのに、またもや自分で自分の首をしめることに。どこまで続くぬかるみぞ。