藤城清治作品に心を洗われる。

ケロちゃん発見。

昨日まで検収をしてましたが本日は研修です。というわけでお昼からお出かけ。おおお、なんかみんな周囲がすごそうで、すっかりビビりモード。苦手なんですよ、自信に満ち溢れすぎる人のオーラが。(この小心者めがー!)

研修後、銀座まで歩いて教文館へ。「藤城清治影絵展 青春よ永遠に」を見る。藤城さんといえばケロヨンの産みの親。ケロヨンの展示があるかなあと思ったら、影絵ではレプリカで1枚、建物の出口にケロヨン人形の展示があるのみでした。

それにしても藤城さんの影絵って本当に愛らしい。小さなもの、それは動物であったり植物であったり、虫や妖精であったりするわけですが、藤城さんのそれらに対する…無心の愛。うわー、自分でゆってて気持ち悪いほどクサい表現ですが、なんかものすごい広い意味での博愛を感じるですよ。カミサマの愛のような。だから、作品中のモブが一人一人、一匹一匹、活き活きしてる。見ていて楽しい。

あと、にゃんこのシリーズが可愛らしい!毛の一本一本まで切り取っておられる。いつだったかNHKで藤城さんの特集をやったことがあって、その時、作業風景が出てきたんですよ。両刃のカミソリをじかに指で持って切り取り作業をしていくので、絆創膏だらけ&傷だらけの手なんですよ。びっくりしました。その時、旧約聖書シリーズの「十戒」を作成しておられたのですが、今日の展示でそれが出ていて嬉しかったなあ♪

旧約聖書シリーズの、(ノアの)「方舟」も良かったです。だんだんと干上がっていく大地のてっぺんに、放置状態になった方舟。その背後で、暗い空の一部が割れて、そこからサーッと陽がさしてるの。苦難が去って良かったね、という希望的気持ちと、もう方舟に乗っている以外のなにものも存在しない世界がどれほど孤独だろうという絶望的気持ちが絶妙にブレンドされていて神々しいのです。

展示数もかなり多くて大満足でしたが、もう一回見たいです。

あ、忘れてた。デパ催事場で噂の栃尾あぶらげが販売されていたので即購入。すんごい美味しいー♪しめじと一緒に焼いてポン酢で食べました。