姑穫鳥の夏

このクソ暑い炎天下に、立川までお出かけ。京極夏彦原作の映画、『姑穫鳥の夏』を観てきました。12時55分のやつ観ようと思ったのに、満席で15時25分からのやつに変更。友人とランチして映画館へ。しかし立川の映画館段取り悪すぎ!!前売り持ってるのに一から並ばされるのが解せない。そのかわり全席指定で、一番後ろのナイス席が取れたから結果オーライだったけど。

映画はね。駄作だったよ…。阿部寛だけで探偵映画作ってくれYO。堤真一永瀬正敏も違う!でも何が一番ダメって、宮迫の木場修太郎!!木場修ファンなだけに大ショック。期待はしてなかったけど、ここまでダメだと笑うしかないな。阿部ちゃんと、京極堂の妹、敦子役の田中麗奈ちゃん、チョイ役だったけど猫目洞のママ役の鈴木砂羽さんはすごく良かった。あとは…ワハハ!!!

映画のカメラワークはちょっとユニークで、そこはおもしろかったかな。京極ワールドの不可思議な歪みを徹底的に斜めアングルで撮っていて、観ている方も関君同様、めまいがしてくるような感じで。エログロ映画にありがちな黄色味の強い光線の加減も良かったなあ。あとは建物関係が感動したなあ♪京極堂に行くまでの眩暈坂が、想像していたのとけっこう近いものがあった。私の想像上では京極堂の看板はあんなに大きくなかったけど。しかも家が広い。こんなにいい家に住んでるのか、京極堂。特筆すべきは「榎木津ビルヂング」かな!これも実物がかなりイケてて感動した。榎木津の阿部ちゃんはまりすぎ。素敵すぎ♪ストーリーと一部俳優のはまらなさを除けば豪華な映画。

最後に。いしだあゆみが(いろんな意味で)超こわいです。彼女の演技だけでホラー感40%増です。

京極堂シリーズの熱烈なファンにはおすすめできない映画。頭の中で自分だけの京極堂木場修を想像していたほうが私は楽しいなあ…。ガクリ。あと、原作読んでいない人にはとても理解できない内容と思います。さて。京極堂シリーズの最新刊の発売が待ち遠しい。

▽姑穫鳥の夏公式サイト:http://www.ubume.net/

帰り、マニキュアが欲しくてshu uemuraに寄り道。なんかプレスト・アイシャドーのプラスチックがゴージャスになってた。新しいカラーもナイス。やっぱり一番ここの化粧品ラインが好き!http://www.shu-uemura.co.jp/product/makeup/eye_shadow.html