池波ブーム

剣客商売 二 辻斬り (新潮文庫)図書館にて剣客商売の続きを借りる。本当は1巻から順番に読みたいけど、どーも図書館の蔵書にバラつきがあって2、5、13、14巻しかなかった。でも読みたいのでとりあえず借りてきた。

池波正太郎の江戸っ子気風に溢れた文体が爽快。独特の台詞の「間」もリズムに乗っているみたいでとても読みやすい。剣客商売を読み終えたら梅安シリーズだな…。当分は剣客商売を読む予定。主人公が男盛りの鬼平サマより15年ほどジイさんのせいか、あまり「キャー!がっごいー!!」とならないけど、そこはそれ、それなりの魅力があるですね。小兵衛も良いですが、朴念仁の息子、大冶郎の朴訥としたところがかわいくてスキかも。でも「飲む打つ買うの三拍子で本所のあたりをゆわせていた」鬼平サマのほうがスキだわ。


ハネムーンは命がけ [DVD]週末に実家から発掘してきたビデオ。マイク・マイヤースの『So, I married an Axe Murderer』と、ケアリー・エルウェスの『Making of Robin Hood, Men in Tights』。

前者はオースティン・パワーズで日本でもおなじみのマイク・マイヤースの初期映画作品。これ、オースティン・パワーズに通じる大切な映画だと思う。一人で二役をこなしている点がひとつ。お父さんがスコットランド人(マイクの2役)で、スコットランド英語をしゃべっていることがひとつ。(オースティンの英語はコクニー。)それから『ウェインズ・ワールド』時代のギャグを保ちつつ、ちゃんとロマンチックコメディに仕上がっている点。オースティンほどの毒々しさがなく、キュートな映画。マイク・マイヤース好きだぁー♪

共演のナンシー・トラヴィスも可愛くて言うことナシ。この頃ヒットした『Pulp Fiction』のハニバニ役で一世を風靡したアマンダ・プラマー(妹役)とか、なにげにハリウッドに進出していたブレンダ・フリッカー、この後Ally McBealのリチャード役でブレイクしたグレッグ・ガーマン(ホテルのフロントマン役)、ニヒルな知性派チャールズ・グローディン(通りすがりのドライバー役)、役によって体型も顔もすごい変わっちゃうアンソニー・ラパグリア(友人役)が揃っていてかなり豪華な俳優陣だったりするのもイイ。私にとってのサタデーナイト・ライブの黄金期(1990-1995)にマイク・マイヤースと一緒にレギュラーだったフィル・ハートマン(アルカトラズのガイド役)が出てるのも最高。この映画に出た数年後、フィルは奥さんに殺されてしまって…。スゴイ凹んだ思い出。

ところでサントラもなにげに豪華。懐かしいNed's Atomic Dustbinがベイシティー・ローラーズの『Saturday』をカバーしているのがカッコイイ。『God Fodder』聞きたくなってきた。

後者は…あああ、ケアリーが…。『アナザー・カントリー』の時のアナタはどこへ。頭に矢がささった帽子を被り、ニワトリのビニール製フェイクをマイク代わりに持って出演者やクルーの間を行ったり来たりしながら撮影現場をインタビューして回る彼。誰彼かまわず抱きつく性格らしく、避けられたりしつつ、それでも彼はガバー、と抱きつく(笑)監督のメル・ブルックスの顔真似とかしたり、口真似したりと、かなりのおちゃめさんっぷりが楽しい。フェンシングの練習ではスエットパンツにデニムシャツという珍しいいでたちをしているのが見もの。ヤギみたいな動物を膝に乗っけてナデナデしつつインタビューを受けているシーンで「タイツをはくのってどんな気分?」と聞かれ「タイツねえ…かゆい(Tights are itching...」といまいましげに言っていたのが可愛かった。

メル・ブルックスで思い出したけど、奥さんのアン・バンクロフト(『卒業』のミセス・ロビンソン)が先日亡くなられたそうで…。おしどり夫婦で知られていただけにメルの落胆ぶりが目に見えるよう。


で。またZガンダム観に行こうと思って金券ショップに行ったら、軒並み「売り切れ」の文字が。ウガー!

10月に公開予定の『ZガンダムII 恋人たち』の紹介が出てたのでリンク。http://www.itmedia.co.jp/games/articles/0506/12/news001.html 

紹介されている画像は全部新しく描き足されたカットですなー。おお!ベルトーチカ!含蓄のあるエッチな台詞の数々でアムロをたぶらかした小悪魔!スクロールしていくと最後にシロッコが。シャア様に向って「ニュータイプのできそこないが!」呼ばわりをした失礼な男が。もててもててこまっちゃうMMKな男が!

2作目でもシャア様があいかわらずのニブチンっぷりを発揮してくれること間違いないので楽しみに10月29日を待とうと思います。ああ、楽しみぃー♪