ただいまー。

東京に戻ってきました。改めて親の老いを感じた３日間でした。ガク…。

　久しぶりにケアリー・エルウェスのロビンを堪能。昔は美少年だったのに…！プリンセス・ブライド・ストーリー [VHS]ーの時、既にコメディもイケると思ったけど、この作品のケアリーはヒドイ。アタシの青春を返して！紅顔の美少年の面影はすっかり消えてどこへやら。メル・ブルックス監督作品だけあって、すごい面白い作品。ケアリーの主演作品の中でも、このロビン・フッドは特に好き。大げさな演説癖があって、馬に乗ろうとして失敗したり、「他のロビン・フッドと違って、私は正統派な英国アクセントで喋るロビンだ！」とか偉そうにしてみたり、ブルース・リーとチャーチルのものまね（似てない）をしてみたり、肺活量MAXな歌声でマリアンを吹き飛ばしそうになったり、ひどい。ひどすぎる！お下品！でも面白い。ケアリーのロビンは正統派のハンサムなヒーロー。それだけにギャグのひとつひとつが引き立つ。決闘シーンなんか超あざやかなサーベルさばきで（本来なら）ウットリするシーンなのに、完全にギャグ。サイドキックのブリンキンのギャグが効いてる。これぞサイドキックの役割！っていうお手本のような素晴らしさ。

94年作品なので、このあたりにリリースされた映画が数多くパロディにされているのですが、ギャグの出所とかパロディのモチーフになった映画を数えてみても面白いかもー。それから細かいギャグとダジャレの数々。

この後、ケアリーの姿をしばらく見ないなーと思っていたらX-Filesに出てたよ！しかも悪役！しかも中年太り！紅顔の美少年だった頃の彼はどこに行ったのかしら。アタシの青春を返して！（←まだゆってる）あ、最新作は牧瀬里穂が主演の日米共同作品だとか。http://www.premier.ecnet.jp/now.html うーん、ベタな作品名だわ。すごい楽しみ。早く見たいのぅ。

あ、この作品にはチョイ役に大物が出てます。トレイシー・オルマンとパトリック・スチュワート、アイザック・ヘイズ、監督のメル・ブルックス、その他多数。笑いが足りてない！という時におすすめです。ロビンと一緒に腰に手を当てて「はっはっはっ！」と笑いたくなることうけあい。イギリスの美しい森林でのロケも見のがせません。でも特記すべきはメル・ブルックスの、笑いに対するこだわりだと思います。はー。面白かった。