前倒しで五月病。

どうやら前倒しで五月病らしい。

思えば今の職場に来て2年4ヶ月。そろそろ辞めたい病が出てもいい頃?に、ま〜た鬱陶しいことをする奴がいる。今の仕事、そんなに嫌なら一日も早く辞めてくれない?って思う。思考回路が全く理解できない。いや、理解しようとするから五月病になるんだ。考えるのやめよう。以前とは違って、今は職場にも理解者がいることは心強いけれども、プロジェクトXを見て涙ぐんでるようじゃ弱りきってるぞ!(やばい、来週のプロジェクトXは「スエズ運河」じゃん!見なくちゃね。)愚痴日記になってるぞ!ミヤマ度足りてないぞ!週末は打ち上げだけでもつくばに行きたいぞ!五月病をぶっとばせ!

お見世出し (角川ホラー文庫) 森山東氏の『お見世出し』を購入。ホラー小説はほとんど読まないんだけど、著者が三島由紀夫の大ファンとのことで購入。明日からの通勤電車で読もうっと。三島のホラー風味な小説には、死んだはずの妹が「お兄ちゃんお帰りなさい」と出てくる作品があります。超地味だけどスーッと寒い作品です。あれってタイトルなんだっけなー…。

三島由紀夫といえば、私の所蔵している『新評臨時創刊 全巻三島由紀夫大鑑』(昭和46年1月25日刊)が面白い。三島事件から1年と少し経ったころの本。古書店で3000円くらいで買ったと思う。表紙の三島は鉛筆の先を耳に刺して?っていうか何をしているのかよくわからない。表紙でツカミはOK。この中に、かつての流行作家たちとの対談とか交流関係とか、三島事件の時のいろいろな雑誌の広告とかが記録されている。雑誌のくせに一冊まるまる三島由紀夫。今こんな企画やろうと思ってもできないだろうと思う。この本の巻頭に、三島の初版本198冊を所蔵している方の本棚の写真が載っている。うらやましいー!アタシねー、天井まで届く本棚に四方を囲まれた読書部屋を持つのが夢!

「広告で見る三島事件」の中には、今もあまり変わらないデザインで各種週刊誌の広告が掲載されている。当時の時代性を感じられるのが興味深い。週刊明星には「西郷輝彦辺見マリが真剣な交際!」、サンデー毎日には「谷岡ブームの意味、アサー!!が五本足で来る」、女性自身には「紅白出場歌手決定 ああ、涙、涙の出場歌手の明と暗 ラッキーガールの日吉ミミ、涙をのんだピーターなど」という見出しが、三島由紀夫の激を飛ばしている写真の横に載っている。個人的には谷岡ブームの見出しがツボだったかな。

こんな本です。多分古書店では多く流通してるはず。3000円前後なら買っておいて損はないと思います。初版本ハンティングも楽しいけど高くて手が出ないのでこういうトコの楽しみを求める庶民ファンです。

■これ面白そうだよー。
映画『麻婆島』http://www.mapado.com/ 韓国で大ヒット上映中らしい。