春ねぇ〜

さくらゴハン。

雨に濡れるのはぜーんぜんキライではないので、(よほど寒くなければ)雨の中を傘もささずに歩きます。今日の雨は春の雨って感じ。寒かったけど、「うおお、さっぶー!」ていう寒さではなかったですね。確実に春が近づいているのを感じます。

でも、やっぱり料理する気になれなかったので、さくらゴハンを買って帰りました。うん、気持ちが明るくなるね!桜の塩漬けがかわいかったのでした。ごちそうさまでした。

■『華岡青洲の妻
昼間、衛星劇場で放送されていたのでビデオを撮っておきました。え?谷原章介和久井映見?何を言ってるのかしら?市川雷蔵ですよ、市川雷蔵高峰秀子ですよ高峰秀子若尾文子ですよ若尾文子!男盛りの色気がムラムラしている雷蔵様をはさんで、デコちゃんとワカオちゃんの激しいシュウトメvs.ヨメ戦争が繰り広げられます。

監督は増村保造。ううん、さすが増村。うまく表現できないけど、いつも画面のどこかに第三者のあるところがニクイ。画面の構図としてはさりげない配置にいるのに、めちゃくちゃ存在感のある第三者。例えば青洲の妹のお勝。星飛雄馬のねえちゃんの如く、ふすまの向こうから母と義姉のバトルを「じぃー…」っと見てたり。このお勝が実に重要なストーリーテラーなわけですが、ふすまの向こうから体半分を見せている様子は、まるで「家政婦は見た!」です。麻酔実験から目を醒ました妻の加恵に、青洲が口移しで水を飲ませる場面。さすがに息子とそのヨメがそんなコトしている場面を正視できず、於継が目をそらしてじーっとしている場面とかも良いですね。場面としては夫婦の姿を中心に見せているのに、実はその場面の主役は完全に於継。

何回見てもニャンコを麻酔実験に使うシーンは嫌なんだけど、土砂降りの雨の中、泥にまみれた猫たちの死骸を埋めるシーンとか、ありえない乳がんのビジュアルとか(今ではありえない『癌掴み取り』の手術とか)、いかにも増村ちっくで唸ります。

そういえば、この頃のデコちゃんはまだ40代半ばだったそうですね。後半の途中で画面から姿を消した後も存在感が全く拭えなかった圧倒的な存在感に脱帽です。

ラスト近く、加恵から習った紐の結び目を家紋にした青洲が、盲目となった彼女にそれを触らせる場面。手探りで夫の背中に指先を走らせ、加恵が結び目の輪に指を通すところ。ここのカメラワークが、かなーりエロチックでゾゾゾっとします。なんでだろう。

谷原章介バージョンの華岡青洲は観ていないのですが、多分そちらは私にとっては一生β版になるのではないかと思われ。でも、再放送があったら見ようっと。

■デッケネ。
先日TTGを観たので、デッケネのウェブサイトを覗いてみた。Picturesをクリックしたら、ザ・スターリンのTシャツみたいなの着ててかわいかった(笑)

Dead Kennedys公式サイト:http://www.deadkennedys.com