寒い日には素敵な音楽。

うう、寒い、寒い…。朝起きたらまだ粉雪が降ってた。お昼近くから雨になりましたが冷たい雨。

えーと、4月だっけ??今度、ミヤマGt.中学生棺桶のスプリットCDがリリースされるのです。私のスキなバンドが1枚で2組楽しめるという素敵な企画CDざんす。睡眠時間を削ってレコーディングしたらしいという噂を宇宙電波で伝え聞きました。期待大ですよ、おくさーん!!

■本日の告知

  • 2月24日(木)・25日(金)西荻ワッツ 

出演:中学生棺桶。24日は+水中、それは苦しい

  • 2月26日(土)つくばPARK DINER

出演:遠藤ミチロウミヤマGt.、JIGHEAD等

  • 3月8日(火)蔵前KURAWOOD

出演:ミヤマGt.、DETROIT、THEサンピナーズ、ビル出演。

私は24日と8日に行く予定です。26日は、ばーさんの法事でつくばに行けない。がっかり。ミチロウさーん!!!(ミヤマは…?)

■今夜は♪
アノンとコクシネルに行ってきまう!まうまう!感想は後でねぇ〜ん♪(←相当舞い上がっているらしい)

■いぬ屋敷!
ちょっと毛色の違ういぬ屋敷、Caramel Empties、COCKC'NELL、アノンに行ってまいりました。おりしも外は金曜日の夜から降り続く冷たい雨風。スターパインズカフェかと思ってたら、なんか看板に違う名前が書いてある。あれー!?と思い、冷静に考えてみたら会場はMANDA-LA2なのでした。

社長オッスです。つか痛々しいですね…。わたくすぃは腰が激痛です。会場は既に満員御礼状態、富士一さんにお会いしたので、しばしご歓談させていただいたり。

トップバッターはベルリン発、日本でのライブは初めてだというCaramel Empties。「ドイツのロック=デスメタル」みたいなイメージがあったんですけど、ぜんっぜん違いました。ジャンル分けをさせていただけるならば、UKギターポップかな??いぬ屋敷ではお目にかかったことのないタイプのバンドかも。ストレートなロケンローかつヴェルヴェット・アンダーグラウンドなどの古き良きパンクの流れを汲んだ若手。ヴォーカルのシャウト部分はちょっとSonic Youthのサーストン・ムーアを彷彿とさせました。今後、日本でも活動をしていくとのことなので見守りたい感じ。

で、COCKC'NELLですよCOCKC'NELL。待ってました…!今回は時間の都合上、1時間ほどのライブだったのが惜しい。VJをフィーチャリングしたデジタルなステージに、池田さん、野方さん、中山さん、石渡さん、早川さんが。そこにいるだけでCOCKC'NELLはクール。こんな簡単な言葉で片付けたくはないけれど、鳥肌が立つくらいかっこいい。ほとんどMCもなく続くステージ、まばたきするのがもったいないくらい。

ほぼ1時間のステージで、やはり心にググッと来たのは最後の「壁」。前回は(確か)中山さんがピアノを演奏されていたのですが、今回はキーボードのみ、生ピアノはナシだったですね。私の立ってた位置が悪かったためか、キーボードの音があまり聞こえなかったのが残念でした。残念といえば、自分の立ってた位置からは池田さんが見えず、撮影用のカメラの小さな画面に映る池田さんの姿を見ていました。でも隙のない演奏と、背中を押して湧き上がってくるようなギターの音は堪能させていただきました。

あくまでも印象の話なのですが、COCKC'NELLにはデジタルの美しさというか、雪の結晶とか、霜柱みたいな、ある意味完成されたものの美しさがあるですね。野暮ったい部分が一切削ぎ落とされた音は体感温度0度以下、とてもクールです。思うに、COCKC'NELLは時代の一つや二つ、軽く飛び越えて今に存在する、超先駆的バンドで、もしかするとまだ時代の方が彼らに追いついていないのかも…などと思ったのでした。また見たい〜。今度は早川さん、池田さんも見られる位置で。

トリは2004年の変身キリン改めアノンが登場。わー、全然違うバンドになっている!メンバーは同じだけど。04変キの曲の中でも私が特に好きな「〜のために」で幕開け。嬉しい♪♪その後はブレヒト、アイスラーの曲を中心に、大熊さんの曲や、アノンのオリジナルソングが飛び出した。

セットリストはヴォーカルの須山公美子さんがいぬん堂掲示板に書いていらしたので、そちらをご参照ください。「〜のために」私が特におおっ!と感激したのは「カジャのテーマ」、「Resolution」の2曲。前者はチューバの関島さんの作品とのこと。竹のリコーダー?とチューバとっかえひっかえ演奏されていた関島さん。リコーダーがあんなに激しい楽器になるとは思いもしませんでした。傾斜のきつい山道を夜に延々と歩くイメージが浮かんできたのでした。とても素敵な曲でした。また聴きたい!「Resolution」は、小間さんと須山さんのそれぞれの持ち味が抜群に効いていて、これまたかっこよかったのでした。

須山さんの声って本当に綺麗〜。不勉強で存じ上げなかったのですが、実はシャンソンの影響が大とのこと。あーなるほどー!あのちょっとヨーロッパ風というか、ヴォードヴィルショー的な不思議な雰囲気(歌のひとつひとつに表情があって、お芝居を見てるみたい)というのは元ネタ?が「シャンソンです」といわれればすんなり納得。

アノンの楽しみといえば、大熊さんの楽器ケース!あれ、いったい何がどれくらい詰まっているんだろうと思うと、「すみません、中身見せてください」って言いたくなります。首にかけていらっしゃる「パフパフ」のラッパ?とか、鈴とか。あと、須山さんのMCで明らかになったのは、ドラムの中尾さんは譜面を見ていらっしゃらないこと(笑)

COCKC'NELLやアノンの音楽が好き!と思う自分を、「大人になったね」って思います。我ながら。

以上、本日のいぬ屋敷感想おわーり。