ザ・説教。

「最近の若い子は…」なーんて言う立場の年になってしまった。ああ(泣)しかし、だ。キミたち電話の対応がなっとらんよ。

社会人5年目くらいまでの子に多い連続「はいはいはいはいはい」。オマエ話きーてんのか!って思う。ハイは一度でいいんだって教わらなかったか?小学校で。耳に入るだけでもムカつくので、彼らと直接電話で話をしている相手はもっとムカついていることだろうと思う。中途半端に大きい会社なだけに、社員教育も徹底されておらず、こういう電話対応をする人が多い。大企業の脆弱ポイント。

私が社会人になったばかりの頃、オニのYさんという上司にさんざん怒られた。超怖い上司だった。怒られるのが怖くてビビっているうちに顎関節症にもなった。でも結果的には「いろいろ教えていただいた」という気持ちの方が大きい。中でも「書類はきれいに書くもんだ。時間が惜しいと思ったら余計にきれいに書け。そうすれば相手に伝わりやすい。ということはコミュニケーションに余計な時間がかからないことになるから結局は時間の短縮になるんだ」と言われたことは今も忘れない。

社会人になったばかりの頃、「ここはなんて劣悪な職場なんだ」と憤慨していたけど、今になってみれば何とありがたい環境だったことか。オニのYさんが社会人としてのマナーや業界の常識・知識をを叩き込んでくれ、女の子の話なら愚痴ですら楽しそうに聞いてくれるKさんという先輩もいて(笑)課長は辛口で、部長は極楽トンボだった。アメとムチのバランスが絶妙な職場だった。

今、もしYさんがここにいたら、電話の応対に「はいはいはいはい」なんて言う者には「おまえ、自分が何様だと思って話をしているんだ!」とゲンコツが飛んでくること間違いない。要は電話の相手が誰だろうと「はいはいはいはい」なんて応対はしてはならないということだ。

そんなYさんも6年前に業界を引退し、まるで畑違いの野球業界に転身した。某メジャーリーグ球団の某マネージャー。今も部下を叱りとばしているに違いない。そこの球団のウェブサイトにYさんの名前を見つけるたび「あーあ、部下も気苦労が絶えないだろうなあ」と苦笑してしまう。

それにしても説教くさい日記だ…。