おもしろーい

■ギャラリー・フェイク / 細野不二彦
うーん、面白い。面白いけどもうちょっと主人公の肩書きを活かした正統派美術マンガかと思っていたのに、ちょっと余計なエピソードが入りすぎてる気がする。たまに絵がホラーっぽくて怖いっていうのも若干マイナス。(ミステリーはスキだけど、ホラーはキライ。)『BEST OF ギャラリー・フェイク』にはスピリッツ未発表の書き下ろし作品で、サラとフジタのエピソードが入っているとか。それ読みたい。でもまだ全作品の半分も読めてないわけで。早いとこ全部読みたい。面白い、と言って差し支えない作品。

ストーリー自体の面白さより、主人公フジタのヘタレ具合とくたびれ具合が実に魅力的な作品。元METのキュレーターという肩書きと美意識の高さで、さぞやソフィスティケートされた男かと思いきや、腰痛持ちだわ胡散臭いわ、中年だわ、根性はないわ、体力はないわ。美術品に対しては美意識の塊みたいなくせに、本人はボロアパートに住んでて、好物はカニチャーハン。カニチャーハン…。がっかり(笑)

■進捗
母が携帯メールに凝っているらしい。PCでメールを送受信するのはまだ覚えられない様子。が、携帯メールは漢字変換もできるようになり、嬉々としてメールを送ってくる。ウチの母もようやく文明の利器の恩恵にあずかることができるようになったわけだ。これで父も携帯メールができるようになればいいんだけれども。