挙動不審

禁断の「サロン・ド・ショコラ」に足を運んでしまいました…。おおお、日本ではお目にかかったことのないブランドがいっぱい…(T▽T)ヨーロッパ通の友人に連れられ、「ここ美味しいよ」「あそこ美味しいよ」などといわれながらショコラのスメルに包まれながら会場を歩く嬉しさよ。しかし、友人がお目当てにしていたフェルベールのボンボンは既に完売しており、「なぜ午前中に来なかった、自分!」と悔しがっていました。

会場にはショコラティエの巨匠たちが、なにげに会場をウロウロ歩き回っていました。すごい光景。

覚えている限りでも、ルルーのアンリ・ルルー、イルサンジェーのエドワール・イルサンジェー、ボワシエのクリスチャン.ヴォーティエ。私たちが行った時には、ラデュレとフェルベールのショコラティエはいませんでした。残念。たぶん、他のショコラティエも山ほど来日していたと思いますが、わかんなかった。ルルーさんは気軽にファンのサインに応じていたりして。ああん、サイン欲しい…とミーハー心が疼きましたが列が長かったので断念。

それよりショコラだよ、ショコラ!というわけで、会場を3周くらい回りました。途中、リシャールの試食コーナーで、とろけるクリームに泣き、イタリアのナントカっていうトローネのメーカーによるペペロンチーノのトローネに感激し、ダロワイヨのショコラで作ったエッフェル塔にびびり、体温で溶けちゃうんじゃないの?っていうエヴァンのショコラドレスを眺め、ゴダイヴァのビスチェにゴルチェを思い出し、会場を2人、本気でウロウロ歩き続けました。

何事もわりと一刀両断、即決!の友人が、珍しく優柔不断な状況に陥っており、普段はわりと冷静な判断をすることができる彼女でもショコラの前ではこんなに怪しい女になるんだ…!?恐るべし、サロン・ド・ショコラ!と思ったのでした。

私は私で頭の中で何かが無駄に動いており、顔つきも挙動もヘンなことになっていたらしく、友人に「こんなに挙動のおかしいアナタは初めて見た」と言われました…。ヴォーティエ氏ご本人を目の前に、超挙動不審。日本人の印象が悪くならなかったことを祈る。

あーあ、やっちゃったよ…。このボンボン1ハコとマカロン1ハコでゴハンが何日食べられるんだろう…(遠い目)しかし何もかも高すぎる…!チロルチョコならいくつ買えるのか。(比較すな。)

魔境、サロン・ド・ショコラ。いつの間にかジャン・ポール・エヴァンが珍しくも何ともなくなってしまったショコラ天国の東京ですが、さすがに年に一度の本イベントは素敵です。だって。日本にお店のない、お店の商品がたくさんあるんだものー…。結局、決定的だったのは、友人の一言(笑)「フランスで買うよりむちゃくちゃ高いけど、フランスに行く旅費を考えれば安い」って。そりゃそうだ…!と一念発起。あれだけ散財したのに、なん〜にも悔いがない(むしろ悔いろ。)

■本日の体重計
「最近、さらに太った気がして、怖くて体重計に乗ってない」と友人に漏らしたところ、「そういう時はあえて乗ったほうがいいよ」と諭され、勇気をふりしぼって乗ってみました。…ショコラをハコ買いしている場合ではない体重であった…。こ、こわぁ〜…!なにこの数字!!!白目剥きそうになった。

■本日のちょっといい話?
同僚に言われて思い出したこと。ふとした会話のはずみから、「こっちに暮らしていて山が見えないとさびしくない?」と聞かれたので、見えればほっとするけど、特に寂しくはないよ、と答えました。

でも、ウチの目の前って500メートル先には箱根連山の山裾が迫っていて、向こう側が見えない(=箱根山)だから、あそこが世界の最果ての地だと思っていたです。で、ウチの裏庭は、竹やぶを越えるといきなり20メートルほどの断崖絶壁、渓流の沢っぷちになっていたので後ろに行ける限界はそこだと思っていました。東西南北じゃなくて、自分から見て「前後左右」で世の中を判断していたあの頃。…いや、今もだな。かと言って方向音痴かというとそうでもなくて、Thomas Guideさえあればどこにでも行ける自信がある。

■今日のこんな人がいたんだ!?
http://vipper.info/index.php?%BE%AD%B4%FD%B3%A6%A4%CB%BF%B7%A4%BF%A4%CA%A5%B9%A5%BF%A1%BC%C3%C2%C0%B8


将棋の世界にこんな人がいたんだ!?将棋の時間<終>ってキャプションが泣ける…。竹島蹄山先生のコメント求ム。