マツケンと中学生棺桶とツバキアンナと雷蔵丈と。

■待っとれ、マツケン
3月5日(土)の『マツケンサンバII スペシャルコンサートin中野サンプラザ』のチケットを入手しますた。先週の土曜日、ちょうど帰省の途にあったため、10時からのチケット予約合戦に参加できなかった、と。仕方なくオークションで購入権を競り落としたわけですが。1枚あたり+1000円で2階席のすげー後ろの方のしかも超はじっこの席を得ました。ま、まあ、こんなもんさ…。でも1日しかない公演なので行けるだけでもヨシとするか、って感じです。当日はマツケンサンバTシャツ着用でお出かけします。フンフンフン♪オ・レ!(←浮かれすぎ。)

でもね。オークションで転売することを目的にチケットを買う人、やめてもらいたい!!NODA・MAPの『走れメルス』にいたっては、5万とか法外な値段がついてるんですよ。近所の金券ショップでも9000円のチケットが18000円で売られていたなー。なんじゃその値段はァー!転売目的で暴利をむさぼろうというその根性が許せん。

これからは、チケットに購入者の名前とか住所とかを刷り込んで、身分証明書を提示の上、全てマッチしないと入場できないようにしていただきたいものですな!!(憤慨)といいつつ、チケット発売日に入手できなければ「オークションで買うえばいっか」などとゆー不届きな気持ちになってしまい、こうしてマツケンサンバIIの購入権なんか競り落としてしまったりするダメ人間がここにいるために今後も転売目的でチケットを購入する人々はいなくならないと思われます。『走れメルス』結局、本当に見られないっぽい。さっきも金券ショップに行ったけど、なんだーあのねだーん!

中学生棺桶
ここのところ、「中学生棺桶」のキーワードでここに訪れる人が多いので、中棺ネタをば。思えば最初に中学生棺桶…というかきむすめ葉蔵さんを見たのは4月、新宿URGA。その日、私はミヤマGt.を観に行っていて、スパイダーでステージに上げられた日と記憶しております。容貌がモーターヘッドレミーみたいな人がいたので、私は勝手に「レミー」と呼んでいたのですが、その人こそ葉蔵さんだったのでした。以来、中学生棺桶のライブを観に行きはじめたのですが。

中学生棺桶のメンバーは以下の通り。鯖腐らかし岩(b) 広末ちしぶき(g) きむすめ葉蔵 (vo & g) 死あさって (dr)。どーですか、このお名前。私は名前を見ただけでお腹いっぱいになりました。

音はドゥーム系、激しく暗く、激しくへヴィー。襟首をわしづかみにされて何度も揺さぶられるような陰鬱なグルーヴ感と、どこまでも拭えない湿っぽさ。(葉蔵さんの水虫…?)何よりもライブが実にカッコイイ。葉蔵さんのMCも面白くて大好き。

7月のいぬ屋敷で、「サインちょうだい」ってゆったら「は、初めてだな〜」とはにかみつつ、背中に白ペンで書いた文字が表に滲むほど、力いっぱいかわいいサインを書いてくれた広末ちゃんが忘れられません(笑)

そんな中学生棺桶の自主制作版CD「にきび繁殖のユウモア」、これ傑作。マネージャーが自分のカメラで撮ったビデオもすごいイイ。変態バンザイ♪

で、ついに中学生棺桶がインディーズ・デビュー。『神頼みの似非不良に抗う』 DISK UNIONの『妄想最前線』ラインからの第一弾となりました。以下、DISK UNIONのウェブサイトをごらんくださいまし。少々スクロールの必要がありますが。中棺より更に下に行くと、いぬん堂からリリースされてる太陽肛門スパパーンの『レフトアローン』とか、掟ポルシェ鳥肌実あたりも紹介されてます。

▽DISK UNIONによるレビュー(CDも買えるページ):http://www.diskunion.co.jp/s_sale/0006/i_dx0006_2.html

▽花髑髏TAPEによる「にきび繁殖のユウモア」が見られるページ:http://www11.ocn.ne.jp/~dokuro/tyu-nikibi.html

あ、中学生棺桶のインタビュー、今月のDOLLに載ってます!全然音楽のこと話してないけど(笑)…と、こんな感じでよろしいでしょうか、中学生棺桶ネタ。今、ネットでどこを探してもこれだけ「中学生棺桶」という言葉が出てくるページはここにしかないと思います(笑)宣伝担当か?

中学生棺桶主催イベント「根暗画面」は高円寺RITZを中心に行われています。チェック。

■ミツケター!ミツカッター!ワーイ!
ツバキアンナの画集、やっと見つかったー。あー長かった。やれうれし♪ ツバキアンナ絵巻―江戸当世若衆百景

■本日の雷蔵祭『陸軍中野学校
陸軍中野学校』。ちょっとでもWWII戦史をかじった人間なら「ふーん、諜報機関養成所ね」ってすぐわかるですよね。かくいうアタクシもそのヒトリで。でね。やっぱり雷蔵様の本領っていうのは時代劇って思っていたんだけど、ものすごくイイっていうid:golgo139さんの日記のエントリーを拝見して、今悩んでいるところです。http://d.hatena.ne.jp/golgo139/20041202 あー、あと2時間半の間に決めなければ…。迷う…!

結局ね、見てきたYO!行くつもりなかったもんだから前売り持ってなくて、1600円も払ったYO!結論。すげー良かったです。私の言いたいことは、ほぼ上記でトラバさせていただいたgolgo139さんと同じです。それにしても雷蔵様のチュウときたらアナタ!!!クラクラしました。中だるみ一切なし、淡々と進むくせにある種のスピード感があり、なんともスリリングでした。モノクロ映画というのは陰影が実に如実に出るわけですが、この映画では、婚約者の雪子を殺すために現れる椎名(雷蔵様ね)を、婚約者(小川真由美)が「生きてたのね!」と抱きしめるシーン。あまりに烈しく抱きつかれて雷蔵様は何度か彼女の手を離させようとするのですが、彼女の指が男の背中にくいこむくらい、強く背を抱いているのが、影の濃さでわかるんですよ。これってカラー映像では表現のできない部分かと。冒頭の部分では椎名が雪子を抱きしめる時に雪子の背に回した手を退けられてしまうんですが、最後には椎名が雪子の腕を放す。運命の歯車が完全に狂ったことを表現していたのかな、と。

あと、スパイ学校の講義で「女は両刃です」という言葉があって、要は「女は使いようだが命取りにもなる」ということで。椎名の同僚は命取りとなり、椎名は自身が死神となって女の命を奪う、と。あー、なんだかねえ。ものすごくものすごく皮肉なのよ、全てが。でも、誰もそれを恨んだりしない。誰もがそうすることが当たり前だって思ってるのね。一種の狂気というものが全体的に流れてる。golgo139さんも触れておられましたが、女の体を知ることもスパイの勉強の一つということで、「実習」があるんですよ(笑)その時の雷蔵様のエッチさったら…。うっとり。(ええ!?)なんだろうなあ、あのうなじから背中にかけての妙ないやらしさは。(←いい意味で。)とにかく、最初は全く観る気がなかった作品なだけに、かなり衝撃的でした。イイ。これはすごいイイ!傑作だわ。(ランダム予告編:『江戸へ百七十里』)

余談ですが、『江戸へ百七十里』のあおり文句が「アタマにくるほど痛快!」だったのね。これって「吐き気がするほどロマンチックだぜ!」に通じるものがありませんか?本日、雷蔵様の中にミチロウさんまで見出してしまいました…。

明日は昼から『薄桜記』です。早起きしなくちゃねー…。アパートの更新も行かなきゃ&はがきの印刷発注しなくちゃ。あー、眠い眠い眠い…。