末期。

ニニンがシノブ伝
inamem9999さん(id:inamem9999)が過去に話題にしておられた『ニニンがシノブ伝』を見てみました。http://d.hatena.ne.jp/inamem9999/20041107
本来、シブイ声優であるはずの若本規夫さんが「音速丸」という意味不明の生物に声をあてていらっしゃるとのこと。以前、いい具合によっぱらって終電で帰った時に、お茶を飲みつつ(←ばばむさい。)番組を眺めたことがあったものの、「なんだ?ロリヲタ向け番組か」と、適当にスルーしてたんですよ。声に聞き覚えはあったんですが、特に気にも留めなかったのですが、inamem9999さんのブログを拝見していたら、超絶気になってきました。だって。あの若本さんがとんでもないボキャブラリーを連発しているっていうじゃありませんか。真相を確かめるべく、昨夜ビデオに録画してみました。<感想>
若本規夫さんはチャレンジャーだ!!!

若本さんは江戸っ子でもないのにラ行が巻き舌で、「俺」が「おるぇ」だの「おるぁ」だのになってしまい、シブすぎるにもほどがあるのが玉にキズですが、シブイです。また、「そういうことも、あり、うるのだから」などと、文章を変なところで区切って読むのも若本節。でもだんだんボルテージがあがってくると、どこで息継ぎしてんだ!?と不思議なほどダダーっ!と喋りっぱなしなのも若本節の一種かも。

銀河英雄伝説』では「青二才に戦いというものを教えてやる」などとタカビシャな態度で周囲を黙らせていた元帥を演じていたのに、『ニニンがシノブ伝』では「ほぅ〜ら、ネコ耳だァ、萌え萌えだぁ、触っとけ〜今のうち〜」だとか、「エッチピストル」だとか、「触手封じ」(←inamem9999さん情報による)だとか、すごいボキャブラリーが連発されています…。あれではただの変態です。

かつて『サザエさん』で頭にネクタイでハチマキをして踊り狂っていたアナゴ君を見たときも「ああ、若本さんが壊れてる」と思いましたが、音速丸の若本さんは、メーターの針がふりきれてます。測定不可能。

音速丸みたいな変態が若本さんだなんて信じたくない、それなのに、なぜ心の中では「若本さん以外にこの変態を演じられる人はいまい」ときっぱり信じてしまっているのか。私の心の中を、秋風がぴゅーって吹いていきました。ぴゅーって…。寒いよママン…。

ニニンがシノブ伝』、また観たいと思います。(ええーっ!!?)若本さんの暴走っぷりだけでもこの作品には価値があると思います。


■MASTER KEATON / チャンネルNECO
再放送のビデオを見ました。1〜4話。わーい♪やっぱり太一さんは素敵だわ、ラブリー、って思って見てました。次の放送はいつかなーって思ってたら、最後に「次回の放送は12月です。お楽しみに!」ってスーパーが出た。12月ってなんじゃそりゃあ!!こちとら楽しみにしてんだ、はよ見せんかい!

『MONSTER』のテーマ曲もいいけど、『MASTER KEATON』の曲もかっこいいよね。スコットランド民謡を意識してる感じ。どっちもセンスいいよね。また『MONSTER』がまた読みたくなってきたよーん。ああ、読みたいものばっかりだ。


■本日のONIHEY!
残り13冊。「ある日の朝。居間で妻女の久栄が平蔵の髪を撫で付けている」という一文を読み、ただそれだけなのに「いやーん、やらしー!」と思いました。映画『突入せよ!あさま山荘』のラストシーンで役所広司天海祐希に玄関で足を洗ってもらっているシーンを思い出しました。別に何をしているわけでもないし、そこから何が始まるわけでもないんですが、妙なぬめりを感じたのですね。映画を一緒に観に行った友人に「ねえ、あそこのシーン、ものすごく好きだったでしょ」ってゆわれた思い出があります。図☆。それと同じようなぬめりを鬼平夫婦の描写に感じたのでした。たった一行なのに…!おそるべし池波マジック。

楽しい本はいつまでも続きがよみたいって思いますよね。あと13冊しかない、って思ったらさびしくなりました。…いい加減末期症状です。


■本日の不謹慎
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20041110/20041110i304-yol.html
以前、実家に帰っていた時、似たようなニュースがお茶の間に流れ、その時母が、「きっといい匂いがしただろうね」って言ったのを思い出しました。この親にしてぽぽん在り。


■うあー、おそろいだー。
私の携帯ストラップとおそろいです。メカ沢新一メカ沢βの兄弟。http://d.hatena.ne.jp/morohiro_s/20041110
あっ、そういえばメカ沢の声も若本さんだ!