ほほう。

劇場前にて。Closer

■続・女なんぞにわかってたまるか!?
昨日の日記で佐藤隆介氏の「女になんぞわかるか」的文章にムカついた旨を書いてみたのですが、検索してみたら、出るわ出るわ。あの発言にムカーきたひとは多いんだなって思った。

あのー、誤解のないように追記なのですが、池波正太郎の小説の中に出てくる「女」の書き方に対しては、私は何にも反感も持ってません。だって、そういう時代だったんだから、たとえ女性を卑下する表現が出てきてもそれは当たり前の話。むしろ鬼平様がっごいー!!とか思ったりします。(←病気。)それを、なんだか知らないけど勝ち誇ったように「池波小説は男の世界」と決め付けて「女なんぞにはわかってたまるか」とゆってる佐藤隆介氏の発言が、とにかく論点がずれているとしか思えず気に入らないというだけで。鬼平犯科帳、残り17冊。


■忘れられない舞台。
その昔、1999年、NYでミュージカル三昧の旅をしてきたことがある。『Fosse』『CATS』『Rent』など、好きなものをバーンと見てきた。最後の最後、どうしても見たいものがあって、帰りの日にちをずらしてまで見たものがある。それが『Closer』という舞台。主演がRupert Graves,Natasha Richardson。 『眺めのいい部屋』という映画で、主人公ルーシーの弟役を演じていたチャーミングな男の子がRupert Gravesだった。

高校生のころ、James Ivory監督作品を好んで見ていたので、Rupertもなじみの役者。『眺めのいい部屋』から14年。Music Box Theaterという超小さなオフ・ブロードウェイの劇場で、Rupertの出てる舞台があると聞いた。友達には先に帰ってもらって、私は1日NY滞在を延ばした。もう「男の子」なんていう表現はとっくに似合わなくなったRupertが『Closer』という舞台の上にいた。

なんで今さらこんな話をしてるのかというと、これが映画になってることがわかったから。なんと、Jude LawNatalie PortmanClive Owen、Julia Robertsって、すごい豪華キャストじゃないのよー。映画が舞台ほど成功しているかどうかはわかんないけど、日本では公開されてたのかな。

Jude Lawは、今でこそ映画俳優だけど、アメリカに進出した頃は舞台俳優というイメージが強かった。というのも、"Indiscretions" という舞台がブロードウェイで話題になったのがきっかけで私はJude Lawという俳優を知ったから。"Indiscretions" を観たくてNY旅行を思い立ったけれども、ちょっと間に合わなかった。無念…!という経緯もあって、絶対に『Closer』は見逃してはならないと思ったです。

結局、舞台版ではNatashaがTony Awardを受賞。本当に素晴らしい舞台だった。この舞台を見逃さなくて本当に良かった。あの舞台が観られて本当にラッキーだった。っていうくらいすごかったの。

というわけで、『Closer』。これから公開かな?関連サイトを見ていたら「コメディ」ってかかれてたんだけど、えー!?もしかして映画ではコメディにされちゃったのかな。だとしたらちょっと…。ぜひ、あの舞台の感動を壊さないでもらいたい+Jude Lawの舞台俳優としての底意地を見せてもらいたいと思うのでした。

■本日の高円寺RITZ
中学生棺桶企画の根暗画面に行ってきました。でも〜中学生棺桶は最後の2曲に間に合ったのみ。惜しい!でもあのうねるうねる重っ苦しい音であっという間に引き込まれ、たかが2曲、されど2曲で楽しむことができました。いつも思うんだけど、葉蔵さん、三味線を弾くみたいにギターを弾くよね。かっこいかったです。今日も。

ビル2発目ライブー!黒塗りの留学生健在。久保ビジュアル偽札犯、堀内さん、ミヤマ星の次男+つなぎのメンバー募集男の濃ゆい15分くらい。先日の初ビルライブより全然こなれててイイ〜♪で、ふんどし男も登場!おおっ、ふんどしからも音が出る!ゴイスー。というわけで、ビル2発目良かったです。もっと良くなっていくんだろうな。

センチメンタル出刃包丁。ふだん、真面目に見える人がキレるとこういうふうになるんだなーっていう(笑)ヴォーカルの方、オツカレサマでした。葉蔵さんも中学生棺桶とはちょいちがい、渋いレミーみたいになっててかっこいかったです。あと5年もすればミチロウさんのマネージャーと入れ替わってもわかんないんじゃないのかと思われ。

打ち上げ。蒸し焼き肉うどん美味しかった。終電で帰るつもりが某宇宙人にだまされ、タクシーで帰るはめに。でも堀内さんとお話するという野望は果たしました。深夜料金だしな〜って思ったけど、3000円で帰れました。あら、案外近かった。でね。アタシね。あした健康診断なんだよね。聴覚と肝臓と血液でひっかかりそうなヨカン。あっ!そうそう。昨夜はアキヤマさんにお会いしている間中「ぽぽん、おめーは不細工だなー!ほんと不細工!」とゆわれ続けたので、今度お会いするときはリベンジします。「ぽぽん、おめーはほんっとかわいいなー!」ってゆわせてみせます。(でもアキヤマ先生、生まれつき不細工な場合はどうしたらいいんでしょう。)宣戦布告(笑)

ちなみにこの写真、ビルを撮ろうとしていたんだけど、いい具合に中学生棺桶の葉蔵さんとヒロスエちゃんがフレームイン。ステージでもやもや写っているのはビルなんですが、中学生棺桶の写真…なのかな?