わかってたまるか!?

いつ着ようか。マツケンTシャツ。

■本日のマツケン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041104-00000002-sks-ent
http://music.yahoo.co.jp/jpop/music_topics/spn/20041018/spntpc001.html

キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!!!『マツケンサンバスペシャルコンサート』in 中野サンプラザー!!もう行くしかナイ。さあ、ダチに電話だ!マツケン自ら振り付け指導のDVDも見逃せませんね。入魂のライブレポート最高。これ見たら行きたい!って思うよね。それにしても世界に羽ばたくマツケンサンバってスゴイですね。もしかして日本の経済効果に貢献しているんじゃないかと思う今日この頃。


■本日の山手線
うわー、こゆい顔が…って市村正親鹿賀丈史のお二人でした。26年ぶりに二人が共演する舞台のCMを、山手線内の液晶スクリーンで流していたのでした。それにしても濃い。こゆい。おたふくソースの一番ねっとりしたタイプくらい濃ゆい。でも見たいナー。市村正親、結局まだ一度も舞台では観れていないのです。


■本日の災難
外勤で某社へ行きました。先方のご担当者様のお見送りでエレベーターに乗り込んだらば、「バッチーン!!」という音と体に激痛。はさまれました。「イッダー!!!」と叫んだら、あちらのご担当者お二人が「だだ、大丈夫ですかー!」って寄ってきて超恥ずかしかったです…。イタイ、恥ずかしい、気まずいの3拍子を堪えて「ハハハ、大丈夫です…」とにこやかにその場を去りましたが、問題は上司デス!あいつ「閉」を一生懸命押してやがんの!!イテー、と思いながら上司を見たら「お昼時はみんな早く外に出たいからドアが閉まるの早いのかもね、うひょひょひょ」とかゆーの!んなわけないだろう!オマエが「閉」を押してるからだろう!?グラウンドレベルに着いた時も、あいつ「閉」押しやがってまたもやはさまれそうになったです。何かアタシに恨みでもあるのか。(あるかもしれない。)


■VOTE! 2004米・大統領選挙
うあー、ブッシュ勝利かあ!ちょっと意外。ぽぽん予想大はずれでした。ハハハ。てことは、『時計仕掛けのオレンジ』の主人公並みに張り付いたスマイルを常にキープしているローラ・ブッシュがファーストレデーというわけか。

どこかのブログで、「ケリーのヨメはアタマがぼさぼさ、身だしなみ自体ダメだから女としての魅力がない、したがってヨメのせいで落選した」というようなご意見があったんですが、アタシはそーは思わないなあ。彼女のどこの身だしなみがダメなのかわかんない。あれはそういうヘアースタイルであって、ぼさぼさなわけではないし、彼女の雰囲気からして、ああいった地味な色彩のスーツは似合っていたと思うし、もともとアメリカ人ではないということを考えれば、アメリカ的美意識を彼女に押し付けるのもどうかと思うし。

シワがあることも老けて見える要因、と書かれていたように思ったんだけれども、トシとってシワが出るのは当たり前の話で、なによ、それって女にはシワがあっちゃいけないってゆーの、とミソジを過ぎた女は過敏に反応してしまったのでありました。ちなみにローラ・ブッシュが若さを保つためにボトックスやってるという噂にも言及されていて、それはそれで実に興味深い話でした。


鬼平犯科帳 /池波正太郎
以前、「鬼平様はトシくってから着流しなんか着なくて残念」とかふざけたことを日記に書いた覚えがあるのですが、そんなことなかった!読み進んでいくと、むしろ着流しの方が多いです。

佐藤隆介ちゅう人が、解説を書いてたんですけどね、日付を見ると昭和51年なんですよ。かいつまんでみると「鬼平犯科帳は日本のハードボイルド。女はこういう本を読まない。でも、それは構わない。なぜなら女なんかに鬼平の良さがわかってたまるか!女が読んで理解なんぞできるか!」ということが書かれているわけです。この佐藤隆介というのは、後に『池波正太郎の食卓』とか『鬼平料理帳』とかを共著している人なのですが、まぁ、なんと時代錯誤な解説を恥ずかしげもなくいまだ掲載しているものか、文春文庫。

でもね。女だからこそ佐藤隆介さんにゆっとく。男の考えている男のかっこよさっていう妄想はね、女に言わせれば「笑っちゃう」ことのほうが多いんだよ。男はいくつになってもドリーマーだから、現実味がないかっこよさを追求してるように思うんだよね。(そんなんだからカワイイって思う。)だってね。鬼平様は、意味もなくかっこいいんだよ?あまた出てくる捕り物シーンだって、「うわー!ありえねー!!!」っていう不必要なかっこいいアクションの連続なんだもん。娯楽小説なんだから、ありえないシーンがあってもむしろ歓迎なんですが、これを本気で「ハードボイルドだ」とか「女になんぞわかってたまるか」ってやられると「えっ、これを本気でカッコイイと思ってんの!?アホちゃう!?」と思わずにはいられまてん。

まあ、あれから30年近く経っているわけですから?佐藤隆介さんもちょっとは考えが変わっているかもしれませんが?でも?いまだにあの文章が堂々と巻末に掲載されていることを考えれば、やはり今でも「女になんぞわかってたまるか」的思想はお持ちなんでしょうねえ。まあ、こちらは「アホとちゃうん」くらいにしか思ってないんで、とりあえずそう思っていることだけお知らせしておきます。

それにしても。なぜに私がここまで鬼平犯科帳にはまったか。それは鬼平様のありえないかっちょよさにもありますが、お料理なんですよ。だってね。鬼平様が「XX屋で買ってきた。こいつで熱い酒のを飲ろう(←あついのをやろう、と読む)」なんつってね、いろいろつまみながら張り込みをするんですけどね。どれもこれも美味しそうなんですよ。鬼平様、すごいグルメなの(笑)鬼平様の奥方が作るお粥とかも美味しそうでね〜、もう話なんかそっちのけで出てくるお料理に夢中(笑)ああ、こういう読み方をするから「女なんかにわかってたまるか」ってことなのか。一理あるな(笑)

池波正太郎といえば、役所広司のTV番組『うまいが一番』でもおなじみの食道楽で有名でしたね。思えば私の池波正太郎との出会いはこの番組だったかもしれない。上記の佐藤隆介さんが共著・編集という形で池波正太郎の「食」についてまとめているのですが、鬼平犯科帳を読み終わったら、ぜひこちらも読んでみたい。こちらの料理本には「この味は女にはわからない」などと書かれていないことを願ってます。