つかめ!!

つかんだ花。

ミス・サイゴン/帝国劇場

筧版ミス・サイゴンに行ってきました。4列目!お姉ちゃん、今回も偉い。いい席取る天才だよアンタ…。(メルスは失敗したけどな。)エンジニアが筧利夫、キムが松たか子筧利夫、役にはまりすぎ!あいかわらず下品でいやらしくてよかったです。ルパンみたいで。(ルパンじゃないよ!と本人がセリフでゆっとりましたが。)周囲のキャストが全員のっぽさんでスタイル抜群の人たちばかりだったので、筧さんのおチビさんっぷりと短足っぷりがね、たまんなかったです。姉と一緒に「みじかっ!!」と叫んでしまいました。

あの怪しいポン引き役は市村正親でもぜひ見たいところです。だって存在自体がおかしいんだもん、市村さん。見たい〜!スチール写真見ただけでも怪しさがプ〜ンと漂っていました。別所哲也のエンジニアって想像がつかないね、って姉と首をひねっているうちに開幕。


  • 感想1:「クリス、そりゃないぜ」
  • 感想2:「ジョン、クリスをたきつけたアンタが引き取ってやれば良かったんじゃ」

ヘリの部分、ちょっと物足りなかったなー。後の顛末というか、クリスの現況を鑑みるに、あんまし同情したくなかった部分だったんだけど、やっぱりかわいそうでちょっと涙ぐんでしまった。全体的には面白かったですが。でもね。でもね。やっぱりミュージカルの翻訳モノは厳しい!『ミス・サイゴン』は英語版で見てないのでアレですが。私の2大スキスキミュージカルは『CATS』と『RENT』なんですが、どちらも日本語では見ておりません。四季版の『CATS』もいいよ、と姉が言うのですが、歌もソラで歌えるくらいオリジナル版を愛している私にはちょっと抵抗があります。四季もいつか挑戦しなければ。

ミュージカルの形態として、1「ダンスと音楽」2「演劇と音楽」3「ダンス」の3通りがあるように思うのですが、『CABARET』とか『CATS』は1で『ミス・サイゴン』や『RENT』は2、『FOSSE』は3。最近3に分類されるものを観ていないので、万が一ブロードウェイカンパニーの『FOSSE』が来たら観に行きたいのでした。

ところで、カーテンコールの時、役者さんが花を客席に投げてくれたのですが、ワタクシ、見事につかみました(笑)チケットおごってもらったことだし、姉にあげちゃいましたが。気をよくした彼女、帝劇の前で写真を撮ろうとしていたオバさんたちに「あっ、お花貸してあげますよ!」と言って貸してました。「これ、筧ちゃんが投げたお花?」とおばちゃんたちに聞かれ、「はい、筧さんの花です!」とゆってましたが、お姉ちゃん、それ、アンサンブルの人が投げてたやつだと思うYO…。(花を掴んだ妹談。)また、最後には無理やりスタンディングオーベーションby筧利夫にまんまと乗らされ、筧さんに向ってブンブン手を振りながら「ルパーン!ブラボー!」と叫んでいたのは私たち姉妹です…。切腹。お姉ちゃん、来年は何をおごってくれんの。やっぱマツケン?「マツケン観にいきたいね」ってゆったら「うん!!行きたい!」って喰い付きがむちゃくちゃ良かったし。

姉いわく、「やっぱ『走れメルス』観といたほうがいいよ」とのこと。ハァ〜(T△T)どうしたもんかな〜。ところで、観劇後、山手線で東京駅に向かおうとしてたら、お姉ちゃん、乗り遅れやがんの!急いでドアに手をかけたんだけど、間に合わず、電車はゴー。しょうがないから東京駅で待ちました。再会したとたん、姉に「ドア閉まりまーす、無理なご乗車はおやめくださーいってゆってたじゃん」ってゆわれました。アンタ…。

帰り、姉を新幹線乗り場まで見送って丸ビルへ。The CONRAN Shopをのぞいたら、あらっ、アタシの捜し求めていたティーポットが…。って手に取ったら「高っ!」買えない値段ではなかったんだけど、んー…。次回に持ち越し。帰りがけ、日比谷で『The Nightmare Before Christmas』のリバイバルを観て帰ろうと思ったけど、なんか疲れたので帰宅しました。間に合えば今週のどこかで行こうと思います。

あっ、言い忘れてた。あんまし期待してなかったんだけど、松たか子の歌、案外良かったです。

■本日の『鬼平犯科帳』/池波正太郎
今、はまりにはまっています。鬼平さまー♪