自分カウントダウン開始

■本日の人名漢字
こんなニュース記事がありました。「人名漢字で『矜持』使えず、小学教諭が国家賠償提訴」。この記事を目にした瞬間、「ああ、この人は絶対に『銀河英雄伝説』のマニアックなファンだ」と確信しました。だって、この名前にしたいっていう理由が「誇りをもって生きてほしい」っていうんですよ!もう間違いなく銀英伝ファン!

銀河英雄伝説ほど『矜持』という言葉が濫用?された小説もありません。そしてこの小学校教諭は十中八九、ロイエンタールのファンです。断定。ロイエンタールは男性に人気のある銀英伝登場人物の1位を争うキャラクターの1人だと言われているし、「俺は『矜持』のために戦う」みたいなことをゆって死んじゃった男気のある(というか融通のきかない)人物ですから?しかも下克上狙いで。男性にはシェーンコップとかヤン・ウェンリーとかメルカッツのおっさんとかが人気あるようです。実のところ、登場人物全てが魅力的です。銀英伝は。


■カラオケの発明者にイグ・ノーベル賞
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/the_ig_nobel_prizes/?1096603345

カラオケスキーとしましてはカラオケの発明も大変にすばらしいと思うのですが、この「イグ・ノーベル賞」という賞の存在することがまず素晴らしいとおもいます。

■本日の負け犬
5月に『天保十二年のシェイクスピア』のDVDをヤフオクで買ったんですよね。ちょっと高かったんだけど、新感線のウェブサイトでは完売だったし。ちょっと高くてもしょーがないかなって思って…。それなのにさあ〜、なによなによ〜!『アカドクロ』の公式ウェブサイト見てたらフツーに売ってるじゃないのよー。しかも定価。なんなのよー!3月に大枚はたいて買ったバッグが6月のバーゲンで1万5千円も値下げされて売られていた時のよーな敗北感だわ。屈辱!

帰宅したら続く!!(笑)

■本日の続き!
ハイティーン・ブギ』一気読みしてきた(笑)といってもところどころ記憶のない部分を飛ばし飛ばし確かめてきたというか。いやー。何年ぶりだろ、読んだの。少なくとも15年以上前。なんかねえ…新鮮でしたよ。ものすごく。ベタで。以下、あらすじ。

身寄りのない桃子と金持ちのボンボンのくせに暴走族のヘッドの翔が出会う。17歳。⇒「アタシと付き合いたいなら暴走族やめて」と桃子がゆったので、翔はアッサリ暴走族をやめる⇒つきあう。育ての親に反対されて家を飛び出す桃子⇒桃子と翔、同棲⇒翔がスキだった暴走族の女(ミー)が仲間(重)をそそのかして桃子を襲わせる⇒桃子、妊娠⇒翔はそれが自分の子ではないと知るものの、父親になることを決心⇒翔、ロケンローの道に走る⇒「藤丸翔&ライダース」有名になる⇒桃子と翔のアパートに黒電話がやってくる⇒桃子との仲を引き裂きたい翔の父親、翔を無理やりアメリカに留学させようとする(出発までの間1週間)⇒桃子、一瞬身を引く⇒翔、アメリカ行きの船に乗る⇒横浜港の桟橋で桃子発見⇒翔、海に飛び込んで桃子のもとに戻る⇒翔&ライダース、LPデビュー⇒翔の元婚約者かおり様が荒れる。桃子を毒殺しようとして失敗⇒かおり様、黒電話経由で「うふふふ…翔はわたしのもの〜死ね〜死ね〜」とイタ電を延々と繰り返す⇒実は桃子はかおり様の父親がよそで作った子供で、ふたりは異母姉妹だった⇒桃子を襲った重、幼い妹の足を治してやりたいがためにスカウトされた極道で一直線⇒重、一流モデルになったミーと再会⇒ミー、寝過ごす⇒重、ハジキを持たされる⇒ミー、更に寝過ごす⇒重、ミーに引き止められることなく大阪に出発しようとする⇒桃子、産気づく⇒重、素敵なキンキラ車で桃子を病院に送り届ける⇒重、鉄砲玉になって死ぬ⇒桃子、男の子「風太」を出産。くしくも翔のデビューコンサートの日⇒藤丸翔&ライダース、売れまくる⇒ツアーに出る⇒アメリカでツアーする⇒翔が桃子のために書いた曲が全米チャートで1位、2位にかけあがる⇒桃子、実は末期がんだった。もちろん翔にはナイショ⇒翔、全米ツアーから戻る⇒桃子が死んだことを聞かされる⇒翔、一瞬、海に飛び込んで死のうと思ったけど、風太の姿を見て思いとどまる⇒翔、風太をバイクに乗せ、涙を流しながらハマをかっとばす。翔、19歳。⇒終わり。

どうです!?ビバ・ロケンローでしょう!?あらすじも、なるべく70年代後半〜80年代初頭の用語を使ってみました。ベタならベタなほどマンガというのは名作になるのですねっ。もうねえ、グランドロマン愛の嵐シリーズもびっくりですよ。あの菊池寛原作の『真珠夫人』だってこれほどベタじゃないですよ。タワシのコロッケよりスゴいシーンが満載ですよ。

だってね。お金持ちの家でも電話が黒い。確かお蝶夫人(←『エースをねらえ!』ね)の家では白いお電話だったのに、かおり様んちは黒電話。桃子と翔のアパートに電話がついた日には、公衆電話から翔が何度も桃子に電話をかけたりして嬉しがってました。そしてミーに代表される暴走族の女は自分を「あたい」と呼ぶ。更に藤丸翔&ライダースのデビューライブは『横浜市立教育会館』にて行われますた!き、きょういくかいかん…!追い討ちをかけるように、子供が産まれた後は木綿のオムツが庭にビラーっと盛大に干されておりました。時代やねぇ…。だってアメリカ行くのに「船に乗る」んだよ…?ありえない。(全米ツアーの時にはさすがに飛行機だった。)もちろんデビューはLPで。

これ、私のロケンロー漫画のパターン分析ね。

  • 主人公の男は派手めのロケンローラー。ギターもしくは歌を担当。両方もアリ。
  • ヒロインはどこにでもいそうな女。母子、または父子家庭、孤児として育つとなおヒロインとしてのカリスマ度アップ。基本的に明るくてしっかり者。
  • ロケンローラーのカップルは基本的に貧乏。例え家がお金持ちでも家出したりして、好んで貧乏する傾向がある。そしてヒロインはボロアパートを厭わない。あくまでも「愛があればお金なんていらないの」という姿勢。
  • いい女に限ってロケンローラーを昔から密かに好きだったりしていつまでも忘れられなかったりする。そしてそんないい女に「どうやってもアンタはあの人のものだってわかってるのにね…。そんなことわかっているのに、今でも胸がきゅーん、てするよ」や「バイバイ、幸せにね」などというくさやよりも臭いセリフを独語させてしまったりする。
  • ヒロインは健気で、ひたすら待つ、待つ、待つ!放置プレイを好む。
  • ヒロインは平凡なくせになぜかモテる。必ず一度は他の男にさらわれるが、ロケンローラーが「…んのやろう!」(←「この野郎!」とフルセンテンスで言うのとはニュアンスが若干違う)などと叫びながら一発かまし、アッサリ取り戻される。
  • ロケンローラーはいつでもどこでも「愛しているよ」と恥ずかしげもなく言える。
  • ロケンローラーは酒が入ると暴れる。(←酒には案外弱い。)
  • ロケンローラーは自己嫌悪に陥りやすい。そして暗い歌詞を書く。
  • ロケンローラーは身だしなみにうるさい。特にヘアスタイル。


まだまだあるんだけど、この辺でやめとく(笑)あー面白かった。でもね。翔=マッチ、トシちゃん=重って無理ありすぎる…。少なくとも翔はマッチじゃないだろう!?どこをどう見たらあの当時のマッチが藤丸翔になれるのか、誰か教えてくれよ!