High Fidelityがスキ。

■CD:High Fidelity
■ミュージシャン:いろいろー。

映画「High Fidelity」がムチャクチャ好きだということは以前の日記に書いた気がするけど、もう一度。High Fidelity最高。音楽オタクで恋愛オンチという素敵な役を、これまた大好きなジョン・キューザックが主演しているということでワクワクしながら観たんですが、ホント最高。この映画で私は二つの素敵を発掘しました。

1つ目はサウンドトラック。Velvet Underground, Lou Reed,Elvis Costello, Bob Dylan, Stereo Lab, Stevie Wonder,Love, The Beta Band,Smog,The Kinksなどなど、時代的にもジャンル的にもバラエティに富んだ内容で楽しめます。
サントラには入ってませんが、映画中でQueenの「We Are The Champions」がスゴイ笑える場面で使われていたり、リサ・ボネットがAtlantic Starの「Always」を歌っていたり。

2つ目は最近「School of Rock」の公開で日本でも急に知名度の上がったJack Blackという役者との出会い。あぁ、いるのよいるのよいるのよ、こういう店員!!最低の中古レコード店員をこんなに愛すべきキャラクターにしてしまった彼。かっこ悪いんだけどかっこいいんだよなあ。Jackはこの映画の中で歌手デビューまで果たしているんだけど、上手いんだよなーこれが!Let's Get It Onを歌ってるんだ。

で、この映画のスゴイところはストーリーと音楽の完全なマッチ。これほど音楽とストーリーがシンクロしてる映画、観たことない。そりゃー過去にはワーグナーワルキューレを使った「地獄の黙示録」とかあったけど、あれはミスマッチが妙にマッチしちゃったようなもんで、この映画の凄さに比べたらカスみたいなもんだと思ったり。(いや、映画の質のハナシではなく。)

あとは役者陣の豪華さ。ジョン・キューザックとお姉ちゃんのジョーン・キューザックが共演してるのもいい。っていうかアタシはジョーン・キューザックも大好きだー!(叫)で、テレビドラマのRosanneで子役の頃からさんざん観てきたサラ・ギルバート、インディーズ映画の女王リリ・テイラーマイケル・ダグラスのヨメでセクシーダイナマイトのキャサリン・ゼタ・ジョーンズ
怪人ティム・ロビンス。おまけに「ボス」ことブルース・スプリングスティーンがチラー!と出てきてこともなげに歌うんですよ…。主人公の心情を音楽で代弁する、という形で。なんて豪華なんだ。それぞれの好き嫌いは別として、豪華だっていうことはお分かりいただけるかと。

あと、この映画でヒロインを演じているイーベン・ヤイレ。かわいげがないのになぜかとてもかわいかったのです。いいなあ、こういう女の子になってみたいもんだ。え?努力次第?が、がんばります…。

DVDを買って、本当に何度も何度も観ている映画。これからも何度も観るんだろうなー。スキだ。

で、なんでこんな日記なのかというと、昨日とある大手CDショップにて「半額セール」のラックにデカデカと「半額!」と赤マジックの手書きで書かれて突っ込まれていたからです。ちょびっとショックでした。

そういえば同じラックにデニス・ホッパー主演の「River's Edge」がありました。990円。買えば良かったかな。キアヌ出てるしな(笑)あのう、キアヌってダイコン役者で有名ですけど(爆)そのダイコンさがたまらなく良い作品もたくさんあるんですよ…。それはまたの機会に。