今さら『鹿男あをによし』

最終回からそろそろ1ヶ月が経つんですね、『鹿男あをによし』。最近、録画しておいたのを見直しているのです。今更ながら本当に素晴らしいドラマだったと思います。毎週毎週木曜日が楽しみで、でも仕事があったからリアルタイムでは見られなくて、深夜を過ぎて帰宅してから睡眠時間を削って見ました。週末までとても待てなかったんだもん。

いつか書いたと思うけど、わくわく感を煽り立てるエンディングテーマ曲が素晴らしくて、毎週1話が終わるごとに「あーっ、早く続きを見せてくれ!」って身もだえしていました。そして木曜日が来るたび、中井貴一のナレーションに「あぁ、今週も始まったわ…」とウットリしていたのです。これほどわくわくしながら翌週を待つというドラマは本当に久しぶりでした。楽しかった!

キャラクターも全員が全員ていねいに設定されていたのが好印象。いわゆる「捨てキャラ」がゼロだったし。特に綾瀬はるかちゃん@藤原くんのキュートさにはやられました。頼む!俺のヨメになってくれ!って言いたいくらい可愛かった…。なぜだ神様。どうして世の中にはあんなに可愛い女の子がいるんだ。アタシにもあの100分の1でいい、可愛さを分けてほしいです。最後、小川先生とラブーになって本当によかったです。

玉木宏のダメっぽさと骨っぽさのうやむやもやもやした感じもすごく良くて、鹿(山ちゃん♪)との掛け合いは最高でした。何をやっても情けなさ全開なのに、鹿の運び番として精一杯がんばっている姿が健気で、だんだん「小川先生かっこいいー」ってなってきたんですよねえ。不思議だなあ。先月実家に帰ったとき、姪(6歳)に「ねえねえ、おばちゃん、小川先生のこと好き?」って聞かれて驚きました。どんな6歳児だ、おまえは。未就学児まで夢中にさせる玉木宏、恐るべし。

鹿は山寺宏一っていうのにやられました。ウチの姉なんか、メールの着信が今「メールだよ、先生!!」になってるし(笑)鹿といえば、やっぱり「あの女…ひょっとして…バカじゃないのか?」で決まりです。笑ったのなんのって、あのセリフを聞いた瞬間、「このドラマは最後まで間違いなく面白い」と確信したのでした。藤原君に振り回されてうろたえるときの鹿が大好きでした。

そして、シゲさん!というか佐々木蔵之介!あの役はおいしすぎる。「僕は噂なんか気にしないけどね」とか言いつつ噂が大好物な不思議ちゃん。それなのに、要所要所でキーマンだったのよねぇ…。ああいうお兄さん的先輩が近くにいたらいいだろうなあ。ウットリ。まあ、いないからこそウットリしちゃったんだけどね。あ、鷲尾いさ子さんのおばあちゃんも味わい深かったなあ。あのおばあちゃんがいるお店に行きたいようー!あんな下宿があったら住みたいようー!シゲさんと藤原くんと小川先生がいる下宿。いいなあ!

多部未華子ちゃん@堀田イト、激キュート。特に最終回、小川先生にチュウして突き飛ばしたところなんか、もうどうしたらいいのか…!たまらん(玉木宏のしりもち着きっぷりもすごかった)。なんだか噛めば噛むほど味わいの出てくる女優さんですね。清純…て言葉では足りないし、ストイックという言葉を足してあげたいけど、そこまで冷たい感じはないし、うーん、表現するのが難しい。今後、彼女が出る作品があれば見てみたいです。

…書ききれない!奈良女学館の先生方もすごい楽しいキャラクターばっかりだったなあ。キムラ緑子さんとか、篠井英介さんとか。児玉清さん@リチャードも良かったなあ。ああいう教頭先生いそうー!三角縁神獣鏡を手放したくなくて「ヤダっ、ヤダヤダ!」ってだだをこねるシーンはウケたー!あんたは子供か(笑)

というわけで、終わっちゃいましたねえ(1ヶ月前にな)。『鹿男あをによし』、何をとってもクオリティの高いドラマでした。あー、面白かったぁ。こういうドラマ、もっと増えるといいのにな。