「楽天」vs.「Yahoo!ショッピング」

ネットでお買い物をするときは、これまでずっと『楽天』だったのですが、最近「Yahoo!ショッピング」を利用することが増えてきました。値段的なことを言えば、やはり『楽天』のほうが安い。品揃え的なことを言えば、もちろん『楽天』のほうが多い。ポイント的なことを言っても、やっぱり「楽天」のほうが早いし多い。なーんだ、『楽天』てばいいことづくしじゃん。…だけどでもでもでも。

確かに『楽天』で見つけられる品物の数はスゴイです。でも、「これだーッ!これを探していたんだーッ!(手塚治虫風)」というものが見つからないことが多いのも確か。その点、『Yahoo!ショッピング』は商品をかなり絞り込んであるのが特長で、セレクトショップ風とでも言いましょうか。私も含め、“独身で三十路、しかも働いてるにょしょう”のほぼ100%がセレクトショップ好きのはず。『Yahoo!ショッピング』をじっくり見ていると、そこんとこのニーズにドンピシャはまったマーケティングが展開されているのだろうと感じます。

さて。つい先日『Yahoo!ショッピング』で、おもちゃ柄の復刻版長襦袢と七宝柄の帯揚げを購入しました。購入したお店はそれぞれ違うのですが、興味深い共通点があったので列挙してみます。

1・どちらのお店も『楽天』『Yahoo!ショッピング』の両方に出店している。
2・どちらのお店も『楽天』『Yahoo!ショッピング』で取り扱っている商品が違う
3・『楽天』で扱っている商品は廉価で無難な大量生産的センスの商品
4・『Yahoo!ショッピング』で扱っている商品は若干高価だけどとてもセンスが良い商品
5・『楽天』では在庫ゼロなのに、『Yahoo!ショッピング』では在庫がある。

“独身で三十路、しかも働いてるにょしょう”は、適当なファッションで会社に行くことが許されなくなるお年頃。値段とクオリティとブツのセンスに妥協してもいいときとできないときがあるんです!これがミソジのヲトメ心っ…!この年になると多少のこだわりがあることはもちろん、「こんな安物を身につけていたら(持っていたら)恥ずかしいわっっ!」というシチュエーションも多いのです。そんなところに付け込んだ『Yahoo!ショッピング』のマーケティング…。憎い。憎いよ!でも大好きだよ!うぅん、これって何かに似ている。もしかして恋…?

だいぶ脱線しましたが、現在、私は以下のような使い分けをすることで落ち着いています。

1・クオリティの良し悪しが関係ない消耗品→『楽天
2・食料品・飲料→主に『楽天』、ときどき『Yahoo!ショッピング
3・センスの良し悪しが問われないアパレル製品(ストッキングとか)→『楽天
4・センスの良し悪しが問われる製品全般→『Yahoo!ショッピング
5・気の利いたきもの系小物→『Yahoo!ショッピング

こんな感じで、今後も危険なネットショッピングとお付き合いを続けていく所存です。…やっぱり恋に似てる?かも。