『DEATH NOTE』観たよ!

♪ごっきぶっりはー、
あっるいってこっない
だーから走ってくっるんだよー♪

誰よりもママを愛す』で田村正和がゴキを叩き潰した後に歌っていました…。歩いてこないから走ってくるのか!!爆笑!ゴキは死ぬほど大嫌いですが、これには本気で笑いました。それから内田有紀が当たり前のように出ていてびっくりしました。知らなかったんですよ、芸能界に復活したってこと。相変わらずかわいいなあ、有紀ちゃん。あんな女の子になりたい(それは無理)。おもしろかったから、忘れなければ来週も観ようかな。小林聡美も出てるしねー。ヘンな隣人。

さて、今日は『Death Note 前編』を観てきましたよ!日本映画もついにここまできたか。スバラシイ作品でした。原作のマンガを読んでいないので、どれくらいその世界観が再現されていたのかはわかりませんが、ひとつの独立した映画作品としてこれほど中だるみなく最初から最後までハートをわしづかまれた作品は本当に久しぶりです。導入部分の、空から地上へ降りてくるカメラワークに心を奪われたところから最後のエンドロールまで、ずっと鳥肌が立ちっぱなしでした。

あまりに強すぎる正義感の持ち主、夜神月《ライト》(藤原竜也)。デスノートを手に入れた彼が冷徹なエゴイストに変わっていく様は筆舌に尽くしがたい。彼は常に口元がわらっているウサギ顔なのだけれど、口元に表情がなくなると人を寄せ付けない禍々しいオーラを放つ。

ライトを追う天才、L(松山ケンイチ)。恥ずかしながら、松山ケンイチのこと、この映画で初めて知った。かなり原作に近いビジュアルと雰囲気が再現されていたようで、となりに座ったカップルが映画が終わった瞬間に大興奮で話していた。うーん、なるほど。この天然っぷりはすごい。演技がどうのというレベルではなく、彼の雰囲気がユニークで楽しかった。おひょいさん鹿賀丈史といった超大物俳優と同じ画面の中に収まっているのに、全く見劣りしなかったことに感動すら覚えた。

リュークはCGで登場。声は中村獅童。これがまた良かったんだよなあ。かなり見た目の美しいメンバーがそろった画面だったので、ここに獅童本人が入っていたらちょっと厳しい画面になったことだろう。(ファンの人ごめんなさい!!)というわけで、声だけの出演は正解だったと思う。リュークが「りんごーっ!」となる部分はキュートで、獅童本人を見ているみたいだった。

テーマ曲はレッチリ。不穏なラストシーンを収束させ、後編への期待をあおるメロディ。私、レッチリはそれほど好きじゃないんだけど、誰が聞いても「いいよね!」っていう曲が、たまにポロリと出てくる。今回のテーマ曲もその「ポロリ」のうちの1曲だと思う。

あ。それからね。あんまり役に立たないFBI捜査官役の細川茂樹が素敵でした。ライトとの頭脳戦@地下鉄は緊迫に満ち満ちて、本気で手を握って見てました。

ほんっとおもしろかった!世界中で公開されるべき。今現在の日本映画界が世界に誇れる作品だと思う。これ、観てない人は観るべきだわー!1時間半並んで良かったと思った映画でした。まだ興奮状態。DVDが出たら欲しいなあ。やっぱり竜也くん、イイ…
(結局そこか)。