I'm living for this SHIT!!

Sick Love Song Pt 2モトリー・クルーが10数年ぶりの来日ということで、さいたまスーパーアリーナに行ってきました。体調不良をひきずっていたので2時半まで寝て、3時に家を出発。しかし寒いなオイ!!

おお。さいたま。人生初さいたま!初めて埼玉に足を踏み入れました。会場周辺には、80年代ちっくなファッションのお姉さんがいるかしらと思いきや、案外そうでもなかったり。でも、ジェラルミンケースにステッカーを貼りまくったお姉さんハッケン♪

オープニングアクトはバックチェリー。スミマセン、興味ない+会場が暗くなってて席番号が見えません!というわけで、通路で見る。モトリーのセットを覆っているカーテンの前で、パネルポスターをぺろん、と貼ってあるだけのステージ。私にとっては興味ないバンドであっても、単独来日公演ができるバンドなのに、完全に"前座"扱い。モトリー・クルーの格がいかにケタ違いかということがよーくわかる。バックチェリー終了後、席にて銀四郎+桃次郎+ロバちゃんと合流。

で、いよいよメインアクト!セットはサーカスをイメージしたものらしく、カーテンもサーカスでおなじみの紅白ストライプ。照明が落ちると同時に会場総立ち。久しぶりだわあ、こういうの♪生ヴィンス!生トミー!生ニッキー!生ミック!そして生ナイスバデーのおねえちゃんズ!ギャー!ホ・ン・モ・ノ★

「ハロー、トーキヨー!!」というヴィンスの挨拶に「ここは埼玉ですよ」とツッコミたくなったり、ギターのストラップとモタモタ格闘する姿に「早くしろ」とか言いたくなったりしましたが、やっぱりかっこよかったんですよ。声もよく出てたし♪

ワイヤーで飛んだり、スティックをぐるんぐるん回している姿を見て、「わあ、ホンモノのトミーだぁ♪」って感激。こんなに目立つドラマー、後にも先にもいないだろうなと思われ。ドラムは一番後ろでタイコ叩いてるだけの存在じゃないんだぜ!って、世の中に知らしめたという意味で、トミーの存在って大きいと思う。「I'm living for this SHIT!」とシャウトしてましたが、うーん、久しぶりに正しいSHITの使い方を耳にしました。こんなにクサいセリフなのに、「カッコイー!」とか思えてしまうのがトミーのスゴイところだと思います。

ニッキーはメチャクチャおちゃめさんでした。みんな年も年ですから、パフォーマンスだけではステージをひっぱれない(苦…!)客も年だから、ダレてくるとニッキーが煽る煽る(笑)「Let me hear you scream, you mother fuckers!!」ここでも正しいFUCKの使い方が!和製ヒップホップの方々やパンクの方々はモトリー・クルーで正しい4 letter wordsの使い方を学ぶと良いと思います。本人たちクールなつもりでしょうけど、片腹痛い使い方をしているのが大半なので。

ミックはなんですか、病気だったんですってね。普段からあんまし動かない人なので、私としては「うわー、ミックが動いてるよ?」っていうだけで結構感激してたんですけど、本当に歩くだけでもスゴイ進歩だったみたいですよね?昨日はミック先生のソロ大盤振舞いで大変オイシイ思いをさせていただきました。

個人的には『Dr.Feelgood』と『Girls, Girls, Girls』が良かったかな。おねえちゃんたちのセクシーダイナマイト炸裂で、これぞモトリー・クルー!っていう感じで♪『Home Sweet Home』は、ヴィンスにフルコーラスで歌ってもらいたかったなあ。オーディエンスとの合唱という感じではなく。イントロと同時に会場中にライターの灯が見えて、「80年代よ再び」っていう気持ちになりました。PVもこーゆー感じだったわ、って思って、感激しました。ラストは『Anarchy in the U.K』。

終わって思ったことは「楽しかった!」ということ。ライブを観たというより、ショーを観たという感じ。エンターテインメントとしてのライブを楽しめる機会ってそうそうないことに気づいた次第です。やっぱりモトリー・クルーは偉大でした。私、モトリー・クルーについては誰が一番好きかって言われても選べないです。ひとりひとり、それぞれに好き。こういうバンド、他に思い当たらないなあ。

買い損ねたのは、ピンクのTシャツ。ライブが始まる前に買っとけばよかったな…。また黒いの買っちゃった(泣)

ライブ終了後、大宮に移動して飲み。モトリー・クルーについて語る会。美味しくて安い焼鳥もナイス〜♪というわけで、初さいたま体験は終電で幕を閉じましたとさ。