帝銀事件 死刑囚

午前休とってたので午後から出社。就業後、池袋へ。

池袋の新文芸座にて『帝銀事件 死刑囚 [VHS]』を観てきました。おつきあいくださったRさんありがとうございました。(他にこんな映画いっしょしてくださる人いません!!)映画前のゴハン及び池袋ディープスポットにご案内いただいたMさんありがとうございました。映画、ご一緒したかったです〜。残念。

・真犯人が帝銀を訪れた際のカメラワークがイコール犯人の目線だったこと。(犯人が見ている風景を、そのまま観客が見ている。)
・帝銀の職員が毒を煽った際、もがき苦しむ様子を動画ではなく、パニックを起こした被害者たちの声をバックに静止画で見せていたこと。動画でわざとらしい演技を見るよりも生々しい。
・ストーブがないから、なんでも燃やしちゃう。
・車の中も寒いから、七輪?を持ち込んじゃってた。一酸化炭素中毒にならないのか!?
・冷房のない時代、巨大な氷柱がオフィスの真ん中を独占、そこに薬缶を置いて飲み物冷やしたり、タオルをはりつけて冷やしておいたり。あったまいー!
・全体的に汗の描写がとてもリアルだった。モノクロだけに背中や腕なんかの濡れた感じが実にリアル。
・帝銀って木造住宅だった…。しかも民家。(てっきりすごい石造りの立派な建物かと…。)
・青春のなぐりあい有。もちろん殴りあった後の爽やかな笑いも忘れない。
・事件の生存者と新聞記者のこっぱずかしい恋愛有。新聞記者の彼、むかーしむかしの彼氏が年くったら+もうちょっと髪が濃ゆくて7:3にしてたらこういう顔になっていたであろうと思った。
・いわゆる戦犯という人たちもまた戦争の被害者であったのだろうということ。
帝銀事件の真相追求にはが731部隊や、いわゆる傷痍軍人にまで及んでいたこと。
ガンジーの暗殺と事件の時期が被っていたこと。
・ナレーションがNHKのドラマの副音声みたいだったこと。事務的な口調が逆に妙なリアリティを醸し出していたこと。
・事件の真相を新聞記者の目で追い、実際に犯人とされた平沢がクロなのかシロなのか、作り手側が全くジャッジしていない。ここまで中立の立場を保ちつつ、エンターテインメント映画として完成させたのはすごい。
・2時間きっかり中だるみナシ。すごく面白かった。大満足。800円だったけど倍額出してもおつりがくるくらいの出来。

走り書きのつもりがこんなに長く…!もう寝る!(泣)


この間から、冷蔵庫が変な音を出しています。まだ壊れちゃだめだこのやろー!!無理やりがんばれ!