もう言い訳が立たない。 - 音楽と演劇と映画と読書の日々

■Hatful of Hollow / The Smiths
秋から冬にかけてヘビーローテーションになるのがThe Smiths。モリシーの上手いんだか下手なんだかわからないヴォーカルに、ジョニー・マーの繊細なギターが折り重なって、いいんだな〜これが。これはBBCラジオで放送録音されたアコースティックアルバム。これ、ファンでなくても一度聴いてみてほしい。すごいよ。多分、この頃のThe Smithsというバンドの成熟具合というか、バンドとしての完成度はちょっと他と比較できない。少なくとも私の中では。特に『Back to the Old House』が泣けます。モリシーの詩ってちょっと三島由紀夫の文体を彷彿とさせていいんだなー。

■出口なし２。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20041114/20041114-00000006-nnn-soci.html　わああああああー！紀宮さまがご婚約！今まで親からの「結婚しろ」コールに対して「紀宮さまだって結婚してないじゃん！」とか「紀宮さまがご結婚されるまでは、国民たる私が結婚するわけには…！」とか「織田裕二と結婚したい」とか、いろいろ反抗してきた私ですが、大きな後ろ盾を失いました…。もう言い訳が立ちません。朝一番のショック…。でも、おめでとうございます。

■こーめ！こーめ！こーめ！こーめ！
昨日、六本木ヒルズでもらった米を食べました。わあ〜白いお米食べるのってひさしぶりー♪（←ここんとこ玄米しか食べてなかった。）鬼平様リスペクト（←お粥が大好き。）というわけで、お粥にしてみました。（下の写真参照。）おいすぃー！今日は寒いし、ふぅふぅしながら食べるお粥、最高。カリフォルニア米、おいしいです。昨日もらったのは「あきたこまち」ですが、私は「田牧米」が好きでした。http://www.maruwa.com/onlineshop/rice/rice.html　学生時代には僻地にいたので「NISHIKI」にさんざんお世話になりました。L.A.に住むようになってからは専ら「田牧米」。

カリフォルニア米は日本の米とやっぱりちがう…って言う人が多いですけど、私は米農家に生まれたくせにこだわりがないです。っていうより違いがよくわかんない…。（農家の子失格。）もっとも、じーさんが亡くなる数年前からは農業もやめちゃったんで、最近、米トークをしてみたらずいぶん栽培方式も収穫方法も変わっていてびっくりしました。

先週、米が尽きました。いつもは実家から送ってもらうのですが、実家が今忙しいため、宇宙から「スター米」を輸入することに決定。宇宙へのゲートウェイ、つくばにメッセージを打電したところ、快く承知していただけたので、やりー！！って感じ。心待ちにしております。こーめ！こーめ！こーめ！こーめ！

■今週の『新撰組！』副題：狂犬オダギリジョー暴れる！
えーと…。泣いたよ。泣いたんだけどね、なんかすっきりしないんだよね…。あのCGはなんだったの、っていうね、納得いかないんだよね。源さんの刀に「カッキィイイイイイン！」って銃弾が当たって跳ね返る、というあの余計なマトリックスみたいなCGさえなければ＋ロウソクがババババーっとゆれるポルターガイスト現象がなければ、「うああああ、源さーん！！」って素直に物語を追うことができたんでしょうけれどもね、どうにもあのCGがね…。最初に沖田総司が喀血した時でしたっけ？CGの紫陽花がキラーン、て画面に出てきたときも「え。」って思って素直に物語を追えなかった記憶が。

でも、やっぱり源さんがね。死んじゃうとね…。ものすごく悲しい。みんな源さんのことが大好きだっただろうなーっていう。全員オバQみたいな顔して泣いてましたね。（特にトシゾー。）泣き虫先生の島田魁もオバQになってましたが、抱きしめていないと魂が出て行っちゃうって本当かい、と心の中でツッコミを入れつつ、アタシもオバQみたいな顔で泣いておりました。あああ（泣）

トシゾーがね、源さんに「刀の時代は終わったのかもしれねぇ」ってゆってたじゃないですか。それなのに、源さんが亡くなった時、ハジメが狂犬みたいになって敵陣に飛び出していって、鉄砲隊を斬り倒していったですよね。まるで時代に飲み込まれてちゃっている（＝負けが決定している）新撰組が、それを知りつつ「まだまだ終わらんよ！」って意地を通しているのを体現しているみたいでね、切なかったんだよね。ハジメも源さんのこと、大好きだったんだなあ。

そういえば、源さん、いさみんが撃たれて帰ってきた時、すごい勢いで取り乱してるトシを一喝しましたね。「土方！」って。「副長！」じゃないんだ！？あの場面で「土方！」って言えたのは源さんだけ。他の誰にも副長に向って「土方！」なんて言えない。兄弟子だから言えたこと。ああいう歯止めっていうのは源さんじゃなくちゃできないのに、もう源さん、いないんだもんなぁ…。「土方！」ってゆってくれるヒトがいなくなっちゃったってことですよ。トシもだんだん追い詰められてきたという感がぬぐえないなあ。新撰組を支えていた縁の下が崩れちゃったような感じ。隊士もそう感じたんじゃないかと。

大太刀1本で、草をなぎ倒すように敵陣に突っ込んでいくハジメの姿。総司はああいう剣士になりたかったのかなあ…。複雑な気分。

今週のツッコミ隊。

イタイイタイイタイイターイ！！見てるだけで痛いから！なにそのピンセットー！
こ、近藤周平ってナンデ…？気持ちは「近藤周平のつもりで」ってこと？
「あのー、他の部屋はないんですか。ここ広すぎちゃって…」って、ここ、普通の舞台だったら笑ってオッケイなところだよね！？ね！？
会津藩の鎧甲冑のじいさん。采配を振って「出陣じゃおぅ！」その、「じゃおぅ」って何ですか。それから戸板に乗って帰ってきてるのに「出陣じゃおぅ！」ってゆってるし…。じいさん…。トシゾーじゃなくてもツッコミ隊。
新撰組の底力みせてやるーって飛び出していった皆さん。周平：「帰ってきました！」トシゾー：「早いな！」トシゾーもツッコミ隊。（セリフの『間』が実にいい）
「あのさあ、原田左ノ介って知ってる？えっ、ほんと？俺俺俺！」オレオレ詐欺かいな。しかも切腹し損ねた傷を見せるのに、脱げなくて「こっからのぞいてくれる？見えるっしょ、ねえ」って（苦笑）今週もサノスケは癒しキャラだった。
あれ？クワジロー優しいじゃん。一瞬。
今日も浅利陽介くんのすっころびっぷりがすばらしく、おもわず拍手しそうになりました。
源さん、大阪城に来て（ぼーれーとして出現）いさみんと対面。めいっぱい目を見開いているんだけど、ちっちゃいわ、源さんの目。「死んだ者が泣いてどうする」って言われた時、源さん、「あ、そうか、えへっ」ってゆって舌がぺロンって出たの。小林隆さんは演劇界の宝です。舞台でも、TVでも常に地味〜な役なのに、絶対に忘れられない演技をする人。源さん役、小林さん以外の人では、もう見たくないです。
来週の予告編、酒をラッパ飲みしていたのって、ツヨぽん？もしかして柄本武揚役なの？来週も死人続出の様子。悲しいなあ…。
五稜郭のトシの死までは描かれないとかいう噂なんですが、山本耕史くんは五稜郭に行ったみたい。五稜郭のウェブサイトにこんな写真が。http://www.goryokaku-tower.co.jp/frame.htm　（土方歳三特集の、最新ニュースをクリック。）…絶対にヅラの方が似合ってる。デコ、ひろっ！