嗤う伊右衛門

■場所:新宿
■映画:嗤う伊右衛門(原作:京極夏彦・監督:蜷川幸雄

最後の力を振り絞って「嗤う伊右衛門」を観てきました。おお…なんという耽美!やっぱり蜷川作品だわねー。そこに京極の原作だもんねー。血が飛ぶ飛ぶ。匣も死体でみっしり♪最近、目に美しく(?)映るものを多く観ているように思います。先週の人形といい、この映画といい。

原作を読んでいる友人いわく「80点」だそうですが、私はDVD出たら欲しい!と思いました。いい〜。ものすごくいい〜。

この映画を観ると、「うらめしや」という言葉が実は「呪ってやる!」という呪詛の意味なのではなく最大級の「愛してる」という意味の言葉なのだということに気付かされます。すんごい純愛なの…!なんだか子供の頃から耳にしたり目にしてきた「うらめしや」という言葉のイメージが180度変わってしまいました。すごいや、この映画。だから早くDVDに。

白い巨塔』1エピソードも見てないんだけど(一話見逃したら見る機会を永遠に失ってしまったのであとでDVDでレンタル、一気鑑賞するつもり。)唐沢寿明がスキだー!蜷川演出の『マクベス』を見て以来、すっかりファンになってしまいました。バラエティに出てる時の、あの「変さ」もたまらなく愛しいです…。