球体関節人形展

■場所:木場
■会場:東京都現代美術館

Y嬢と木場まで「球体関節人形展」を観に行く。13時の待ち合わせ。なんちゅうひなびた東京なんだ、ここは。鮨屋の二階に、じーさんのものと思われる浴衣が一枚だけピラ〜ンと干されていたり、たぬきの置物がいっぱいならんだ店屋があったり。かめのこダワシが店先井ドカーンと積んであって98円とか書いてあったり。

Y嬢とは2週間前に「イノセンス」の試写会を一緒に観ており、すっかり押井守に踊らされている私たちなのであった。いやー、事前にウェブサイトでもかなり素敵作品を見ていたけれど、本物の迫力というか、ディスプレイが非常によかった。人形作品というのは展示のされ方によって、命を吹き込まれるものなのかもしれない。非常にセクシャルなモチーフであるために、子供連れはご遠慮くださいとの張り紙がしてあっただけに、内容はかなりグロかった。たしかにこれは子供の見るもんじゃない。トラウマになる。基本的にエログロがダメな人は吐き気を催すであろう類の芸術だから。

展示はものすごく素敵だった。天野可淡の作品は人形展のカタログにすら載っていなくて、まさに幻と言えたと思う。展示会の性質上、ゴスロリ(しかも年くったゴスロリ…)が多かった。しかしだな。キミたち、ゴシックというものはSMと紙一重なのだと覚えておいてくれ。三浦悦子の作品を観て、ゴシックというのもは実はファッションなのではなく、中世の拷問と乱交文化から生まれた倒錯も甚だしい芸術・美術の類なのだと勉強してほしい。(と偉そうなことをいいつつ、死んだらあーゆー素敵なガラスの棺に入れてほしいと思った私なのであった。)四谷シモンの伝説的作品も見れたし、幸せぇ♪この展示会を見ると、ますます「攻殻機動隊 Ghost in a Shell」「イノセンス」という作品の凄さというものが理解できる。興味のある方々には両方併せてご覧になられることをオススメしたいです。

で、銀座へ。すでに15時半を回っていたので軽くランチ?した。で、その後は銀ブラってやつを。中原惇一フェアをみつけてしまい、普段であれば足を踏み入れないような書店にも行ってしまったし(中身はどーってことなかった)、プランタン、三越松屋をはしご。危うくロクシタンで8000円のクリームを買いそうになるが目を覚ます。キルフェボンでお茶したかったけど相変わらず「一時間半待ちです」とか言われちゃってブルックボンドへ。Y嬢とさよならしたのが18時。いつもつきあってくれてサンキュー。楽しかった♪結局、化粧品切らしてる+西武の商品券使わないと!なので渋谷まで戻り、渋谷で化粧品買ってそこから帰宅。帰宅途中に1200円のクリームを買う。こいつでダメだったときは8000円のやつを頼ってみようと思う。まずは安いものから。とりあえず刺激もないし、臭いもイヤじゃないし、いいかんじ。8000円は高いぞ!

自宅に戻ってエヴァンゲリオンの3〜5話…と思ってテレビをつけたら「昨日の放送」だった…。急いで帰ったのに、超凹んだ。凹んだついでにシムピーをやりながら洗濯して寝た。