コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑」 

年に1度のお楽しみ、「コクーン歌舞伎」に行ってきました。会社ですか?休んだですよ!いいじゃん、たまには休んだってーーー(泣)結局、たぬき煎餅の「たぬ吉」1缶で手を打ち、休みをもらいました…。

ここから先はネタバレを含みます。

演目は「夏祭浪花鑑」。まぁああああーつりだまつりだまつりだワッショイワッショイ!ということで、劇場に入った途端に夏祭り一色の世界。おだんご屋さんとか、人形焼き屋さんとか、手ぬぐい屋さんとか、いろいろ並んでました。

席は去年と同じ平場席。しかも位置も同じ。去年は前知識を持たずに行ったので、会場のせんべい座布団でシリ痛に苦しみましたが、今回はクッションを持参したのでバッチリ♪

お芝居はお祭りのシーンで幕を開けます。威勢のいい男衆がおはやしに合わせて飛んだりはねたり。バカ旦那を盛りたてるゴロつきに勘三郎の演じる「団七」、橋之介が演じる「徳兵衛」。遊女の「琴浦」を演じるのは七之助、徳兵衛の女房「お辰」は勘太郎。そして忘れちゃならないのが、淡路屋さんこと笹野高史さんです。キャー、豪華キャスト★

今回、前半の公演と後半とで七之助勘太郎の役が変わることになっていまして、私は勘太郎君の女形が見たかったので、前半のチケットを取りました。少々ごっつい感じでしたが、弥十郎さんを相手になかなかの熱演で、私の背後に座っていたおばちゃまはすすり泣いておりました。七之助琴浦はひたすら美しかったですねー♪眼福眼福。

さてさて、淡路屋さんは、去年も殺され役でしたけど、今年も殺されました。しかも泥まみれになって(笑)殺されるシーンは、ロウソクの灯りだけで舞台を照らすという幻想的なもので、これがとっても新鮮でした。効果音もツケ板の音だけ。幻想的かつ緊張感に満ちたシーンで、暗闇の中で目をこらして注視してしまいました。

この舞台の見どころはいーっぱい。でも、どこが一番すごいって、2幕の捕り物シーンです。花道に見立てた通路を、奴と団七が入り乱れながら大立ち回り。特に団七が梯子に上って長ドスを口にくわえ、見得を切るところはかっこいかったです。ちょうど2メートルくらい離れた位置で見られたので、勘三郎さんの表情がよーく見えて良かったですよ〜。しかもライトを背中にしょって後光が射している状態でしたので、すごくかっこよかったです。ふんとにいい席じゃった…。

最後は、裏切り者かと思っていたはっしーも混じっての乱闘シーン。そして、『夏祭浪花鑑』といえば、3年前?のNY公演で話題になったパトカー!さあ、二人はどうなる、さあーさあさあさあさあ!というところで終わるんですわ〜。見ているこちらはドキドキしたままで終わるの。ニクい!ニクすぎる!

最後はキャストが通路をダーッと練り歩き。せっかくのチャンスなので、調子にのって握手握手握手♪手を狙ったつもりが腕をつかんじゃってスミマセン…勘三郎さん&はっしー淡路屋さんにはバッチリ握手してもらいましたよ!すごく嬉しくて、「わぁー、淡路屋さんだあ♪キャー」ってゆったら「えへ」って笑って両手でニギニギしてくれました。キャー★昨日いちばん嬉しかったかもー!あとは奴さんとハイファイブの嵐(今年の奴さんはみーんなイケメンだった)。ふんとーーーにええ席じゃった。

コクーン歌舞伎」は席次第で楽しみが倍増するので、来年も、ぜひともいい席を取りたいものです。がんばります!来年も淡路屋さんのかっちょいー姿が見られますように。楽しかったー!