『武士 -MUSA-』

MUSA -武士- ディレクターズカット完全版 [DVD]GYAOで『武士-MUSA』を放送中なので観ました。MY LOVE チョン・ウソン君が(一応)主演。

ストーリーについて:育ちは良くても出来の悪い上司(チェ将軍)に振り回されて苦労する高麗の戦士たちがとても気の毒でした。おわり。

この映画は役柄が中途半端で、チョン・ウソンを楽しむには良い出来とはいえなかったと思います。しかし!!蒙古軍のランブルファ将軍がね。すごくね。ステキだったんですよね!

チェ将軍のなっさけなさとは正反対、人間的にも武将としてもとても立派なランブルファ将軍。演じていたのはユー・ロングファン。筧利夫をタテヨコに少しずつ延ばしたような顔なんですけどね、いいんですよ。人としてオトコマエなのです。

ヨソル(←ウソン君)を敵にしておくには惜しいと思えば生かしておくし、ヨソルに召し抱えを拒否られても逆上しないで解放してあげるし。これがチェ将軍だったら逆上したあげくに吊るし上げですよ…?ヨソルとランブルファ将軍の間には暗黙のうちに互いに対する敬意が見て取れるんですよね。それがいい。もし敵として出会ったのでなければ、どれほどこの二人は互いの力になっただろうと思うと、運命って過酷ね…などと思った次第です。

あと、弓の達人、隊正を演じたアン・ソンギが渋かっこええ…!この人、韓国ではものすごい有名な俳優なのだそうですね。知性的な顔つきの人だなあと思って調べたら、超インテリだった。チェ将軍は情けなかったのですが、その情けない男を情けなく演じたのは、それはそれですごいと思った。ちょっと横顔がキムタクっぽかった。チュ・ジンモ

で、肝心のウソン君なんですけどね。

うん、かっこよかったよ!(終。)

彼は他の作品で堪能したいなあ…。今、GYAOでウソン君主演のドラマやってるので観るのだ。

先日、『ブロークバック・マウンテン』を観にいった時、友人と劇場ロビーで待ち合わせしたのですが、物販スペースに韓流の雑誌ばっかし置いてあったんですよ。いつもの私なら素通りですが、表紙にウソン君を発見!キャー♪ウソン君の笑顔が、刺すよーに眩しい。やはりウソン君好きの友人とキャーキャー言いながら雑誌をめくりましたが買いませんでした。(買えよ…。)

とにかく、ウソン君はいいですよ。うっとりですよ。

『武士-MUSA-』は、首が飛んだり血しぶきがあがったり、槍が刺さったり、脳天がまっぷたつになったりするので、痛い映像がダメな方にはおすすめできませんが、ユー・ロングファンとアン・ソンギを知ることができて嬉しかった作品でした。