コリン・ファースのちょっと情けない事件。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月 [DVD]ブリジット・ジョーンズの日記2』を見たら、コリン・ファースの魅力にヤラレました。マーク・ダーシー、イイ。ブリジットのセリフで笑ったのは、マークと結婚したら…と妄想しているナレーション部分。"Bridget Darcy; Mrs. Darcy; Mr. and Mrs. Darcy; Lord and Lady Darcy!"後半になるにつれ、ブリジットがニヤニヤしながら妄想を爆発させている様子がツボでした。

さて。16歳で『アナザー・カントリー』を見た後、コリン・ファースに再会したのは22歳くらいのときに見た『イングリッシュ・ペイシェント』。その時、思いました。

じゃがいもみたい…。

ガーン…。トミー・ジャドが素敵だったので、その差たるや激しく、もうどうしていいのかわからない暗ぁい気持ちで劇場を後にしたのでした。その帰り道、車の中で、友人に「あのさぁ、彼、昔はものすごく素敵だったんだよ」って言ったのですが、信じてもらえず、ショックは倍増。

あれからコリン・ファースにはずいぶんご無沙汰してしまいましたが、ようやく私も彼の良さがわかる?トシになったようです。あんまりニコニコするタイプではなく、シャイというかぶっきらぼうというか、感情表現が不器用というか、あなたの演技は演技ですか、それとも素のあなたですかと言いたくなるような、不思議なところが私にとっては彼の魅力のツボのような気がします。あと、あのぼそぼそ喋りかな。

さて、You Tubeでおもしろいもの発見しました。エレン・デジェネラスの番組に出たときのコリンの映像があがってました。
http://www.youtube.com/watch?v=6lUPyeJr82g&feature=RecentlyWatched&page=1&t=t&f=b

コリンが…ギャグです。ある意味衝撃的です。エレンに「窓事件のこと、話してくれない?」と促され、ちょっと情けない事件の話を暴露してました。笑える…。内容をかいつまんで話すと、こんな感じですかね。

「あの日、家族はみんな出払っていて、自宅には僕ひとりだったんだ。そのとき僕はパンツ一丁で…しかも家専用っていうか、いわゆる見せパンツじゃないやつだったんだよね。しかも熊ちゃんスリッパを履いてて…あんましこういうの履いてるって知られたくなかったんだけど…。(中略)ラジエータの端っこが尖ってて危ないからそれを履いてたんだけどね、それに上って窓を開けようとしたら、上のサッシが落ちてきて、指が三本挟まっちゃったんだ。指は痛いわ、サッシは上がらないわ、もうどうにも動けなくて、「ヘルプ!」って言うだけが選択肢だったんだよね。で、ご近所さんに助けてもらったんだけど…(中略)この事件で学んだのは、『いつ誰に見られるかわからないんだから、家の中にいても、キレイなパンツをはくこと』かな」

笑った笑った!パンツ一丁、熊ちゃんスリッパ、ラジエータの上に立ったまま窓のサッシに手を挟まれて動けなくなっているコリン・ファース。もー、お茶目さん!でもちょっと驚いたのは、メグ・ティリーとの間にできた子が、もう15歳になるということ。ていうかね。1990年って既に16年前なんですね(泣)つい最近かと思っていたのに…。今の奥さんとの間には5歳、3歳のちっさい子がいるんですね。かわいいだろうなー♪

このビデオの中でコリンらしい物言いだと思ったのは、「助けて!」って普通に言えばいいのに、"The only option it seemed, was, to use the word HELP."ってとこ。まるで第三者のような言い方。"All I could do was to ask for a HELP!"でいいじゃん(笑)身動きならない、まさにのっぴきならない状況であるにも関わらず、ありあまるほどの客観性と文学調な話しっぷりがいかにも彼っぽい。

他にもアムネスティ・インターナショナルの設立記念を祝うメッセージビデオではケーキにかぶりついています。http://www.youtube.com/watch?v=rX1myuL3smw

フツーの顔のまま突拍子もないことをするギャップがコリンのおもしろさなのかしら…。まあいいや、何やっても素敵だから。今、「じゃがいも体型」も素敵だと思えるのが不思議です。